アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【布袋草】ホテイソウ(ホテイアオイ)

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2019年の記事にて「睡蓮鉢でメダカを飼いたい」と掲げてから早5年…遂に我が家でもメダカを飼い始めました。私だけでなく長男・次男もメダカを飼いたいと言い始めたため、(私・長男・次男の)3人で世話することを条件に購入が決まった形です。現在は室内水槽と屋外水槽の2箇所で育てており、屋外では主に稚魚(※分かりにくいですが赤丸の部分にいます)を管理しています。

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なお、屋外水槽ではメダカと一緒に温帯スイレン、オオカナダモ、そしてホテイソウ(ホテイアオイ)を育てています。温帯スイレンとオオカナダモについては以前の記事で取り上げたことがあるため、今回は残りのホテイソウについて少しご紹介したいと思います。

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ホテイソウの概要

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科・属名:ミズアオイ科ホテイアオイ属

種別:多年草

花色:青紫

花期:6〜11月

原産:南アメリカ

別名:ホテイアオイ、ウォーターヒヤシンスなど

花言葉:揺れる心、恋の悲しみ

◎特徴:

南アメリカ原産の帰化植物で、日本へは明治時代に渡来しました。霜の降りる地域では冬に枯れてしまうため一年草として扱われますが、温暖な地域では翌年以降も楽しむことができます。但し日当たりの良い地域では夏に爆発的に増殖し、水面を覆ってしまうこともあるため少し注意が必要です(※水中の酸素濃度低下や水質悪化に加え、他の植物の光合成を阻害してしまうこともあります)。

丸く膨らんだ葉柄が特徴で、中がスポンジ状になっているため浮き袋の役割を果たします。なお種から発芽した直後は底土に根を張っていますが、成長とともに葉柄が膨らみ、次第に水面へ浮かび上がってきます。

 

名前の由来は?

ホテイアオイ、ホテイソウのいずれについても、名前に「ホテイ」が付いています。いかにも縁起の良さそうな名前ですが、本当にあの「布袋様」と関係しているのでしょうか?

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ということで調べてみたところ、本当に七福神の1人である布袋尊(ほていそん)様と関係しているようです。名前の由来となったのは概要欄でも触れた葉柄で、丸く膨らんだ葉柄を布袋様のお腹に見立て、布袋草(または布袋葵)という名前が付けられました。なおホテイアオイの「アオイ」に関しては、葉の形がカンアオイの仲間に似ていることに由来しています。

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▲カンアオイ(参考)

 

メダカとホテイソウがセットなのはなぜ?

我が家では屋外水槽にホテイソウを入れていますが、メダカとホテイソウの間には切っても切れない関係があるような気がしています。今回メダカを購入したホームセンターでもホテイソウとセットで販売されていたのですが、メダカの飼育にホテイソウが採用されるのは一体なぜなのでしょうか?

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(※写真はイメージです)

 

まず挙げられるのが産卵床としての採用です。メダカには水草に絡み付けるように産卵する習性があり、水中で四方八方に根を伸ばすホテイソウは産卵場所にぴったりです。また夏場の日除け、水温上昇防止に一役買うだけでなく、水中の余分な栄養分(メダカの糞など)を吸収することで水質浄化にも効果を発揮します。水が綺麗になるだけではなく、ホテイソウの養分にもなるため一席二鳥ですね。

これだけ書くと良いところばかりに見えてしまいますが…増やし過ぎてしまうとかえってメダカに悪影響を及ぼすため注意が必要です(※概要欄参照)。


ホテイアオイ 1個(ホテイ草、水草、浮草、ビオトープ、産卵床、産卵草)