◎前回の記事はこちら(#37香川県)
【都道府県の花#37】香川県の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第38回となる今回は、愛媛県の木と花について取り上げたいと思います。
愛媛県の木について
愛媛県の木は「まつ」です。あかまつ(赤松)、くろまつ(黒松)、ごよつのまつ(五葉松)の全てを指していますが、ここでは黒松の概要について当時の記事より再掲します。
科・属名:マツ科マツ属
種別:常緑高木
花色:─
花期:4〜5月
原産:日本、朝鮮半島など
別名:オマツ(雄松、男松)など
花言葉:不老長寿、哀れみ、同情など
◎特徴:
マツ科の常緑高木(常緑針葉樹)で、日本では本州〜九州の沿岸部に分布しています。その性質から、沿岸部の防風林・防砂林用としても多く植樹されています。赤松に比べて樹皮が黒ずんでいることからその名が付けられたとされ、こちらも自然環境下では樹高30〜40mに達することがあります。また赤松と同様、黒松も雌雄同株です。
◎黒松の概要は下記記事からの引用です
【松】赤松(アカマツ)と黒松(クロマツ)の違いについて〜松茸が生えるのはどっち?〜 - アタマの中は花畑
愛媛県の花について
続いて、愛媛県の花は「みかんの花」です。ここでは、みかんの代表格である温州みかんの概要についてご紹介します。
科・属名:ミカン科ミカン属
種別:常緑低木
花色:白
花期:5〜6月
収穫期:9〜1月
原産:日本
別名:ミカンなど
花言葉:清純、純潔、親愛など
◎特徴:
日本原産の常緑低木で、「ミカン」と言えば本種を指すことも多いです。中国の温州(温州市)から渡来した種を日本で育てたという俗説に由来しますが、実際には鹿児島県が原産だとされています。手で剥きやすく、種も少ない美味しいことから人気も高く、産地によってさまざまなブランド名が付けられています。また収穫時期によって極早生、早生、中生、晩生と言った呼び分けがあり、他にも初夏〜夏に旬を迎える温室みかんも流通しています。
◎関連記事はこちら
【蜜柑】極早生みかんが緑色のまま出荷されるのはなぜ? - アタマの中は花畑
愛媛県の木・花の由来は?
愛媛県の木としてまつ、愛媛県の花としてみかんの花が選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。
◎まつ
・昭和41年9月9日に制定された。県下には歴史的にもいわれのある名木が多く、広く県民に親しまれていることなどが由来。
◎みかんの花
・昭和27年5月5日に制定された。温州みかんを含むみかん全般が愛媛県を代表する特産物で、純白で清楚な花が県民性を象徴するにふさわしいと言われることが由来。
◎次回の記事はこちら(#39高知県)
【都道府県の花#39】高知県の木・花について - アタマの中は花畑
【 単 品 】 クロマツ 樹高0.5m前後 10.5cmポット くろまつ 黒松 苗 植木 苗木 苗 生垣 山林苗 目隠し