先日、近所のホームセンターで「20日わけぎ」の球根を購入してきました。わけぎの中でも特に成長が早い品種で、その名の通り植え付けから20日程度で収穫可能と言われています。
以前、似たような名前の「二十日大根」を育てたことがあるのですが、その際は種まき〜収穫までに50日強を要してしまいました。では、今回の「20日わけぎ」を同じ家庭菜園で育てた場合、今度こそ20日で収穫できるのでしょうか?
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わけぎ(分葱)の概要
科・属名:ヒガンバナ科ネギ属
種別:多年草
花色:─
花期:─
収穫期:3〜5月、9〜11月
原産:シベリア〜小アジア
別名:ワケネギ、ネブカ、チモト、センモトなど
花言葉:くじけない心、夫婦円満など
◎特徴:
シベリア〜小アジアを原産とする球根性多年草で、日本へは5世紀頃に渡来したと言われています。当初はネギの一品種だと考えられていましたが、近年の調査にてネギとタマネギの交雑種でえることがわかりました。ネギ類の中でも分蘖(ぶんげつ)が多く、根元で分かれることから「分葱」と名付けられました。見た目自体は葉ネギに近いことから、タマネギよりもネギに近い扱いをされることが多いようです。
また花を咲かせることはほとんどありませんが、花茎の先にできる珠芽(むかご)により株を増やすことも可能です。
実際に育ててみよう!
わけぎの概要についてご紹介したところで、次は実際に育ててみた結果を報告したいと思います。冒頭で購入したわけぎの袋を空けてみたところ、中には30個ほどの塊が入っていました。分球しているものも多いため、1つ1つの球根に分けた場合は40個ほどになりそうです。
夏まで実生トマトを育てていたスペースがちょうど空いたため、植え付け場所はここに決定しました。我が家の家庭菜園スペースの中では、日当たりは可もなく不可もなくといった感じです。
本当に20日で収穫できる?実際に育ててみた結果…
植え付け当日〜20日後にかけて、5日おきに撮影した写真がこちらです。栽培5日目くらいで発芽を確認し、以降は順調に葉を伸ばしていった印象です。栽培20日目にもなると、葉が広がりボリュームも一層増したように見えます。
◎植え付け当日
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◎栽培5日目
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◎栽培10日目
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◎栽培15日目
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◎栽培20日目
栽培20日目時点の草丈は25cmほどでした。わけぎの収穫適期は葉が20〜30cm程度まで伸びた頃と言われていますので、まさにベストなタイミングでしたね。
試しに1株抜いてみたものがこちらです。球根部分も中身が詰まっており、こちらも美味しくいただけそうです。
今回の検証の結果「20日わけぎは、その名の通り植え付けから20日で収穫サイズまで育てられる」ことがわかりました。プランターでも手軽に育てられるため、ちょっと野菜を育ててみたいな…という方にもおすすめできそうです。
ちなみにわけぎに関しては、葉の部分だけを摘み取った上で堆肥を行えば、再び収穫できるようです。栽培記録自体は20日目までしか残していないのですが、以降は葉を摘み取りつつ、長く楽しませてもらっています。