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【雑談】世界三大フルーツについて〜ドリアンが入っていないのはなぜ?〜

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【アテモヤ】森のアイスクリームと呼ばれるのはなぜ? - アタマの中は花畑

 

先日投稿した記事の中で、アテモヤと呼ばれる果物をご紹介しました。アテモヤはチェリモヤとバンレイシの交配によって誕生した果物ですが、交配元にあたるチェリモヤに関しては「世界三大フルーツ」の1つとしても知られています。

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しかしながら、世界三大フルーツに名を連ねているとはいえ、チェリモヤの国内知名度はそれほど高くないのが実情です。実際のところ、世界三大フルーツはどのような基準で決められたものなのでしょうか?

 

 

世界三大フルーツについて

世界三大フルーツに名を連ねているのはマンゴー、マンゴスチン、チェリモヤの3種類です。まずはそれぞれの概要について、簡単にご紹介します。

 

マンゴーの概要

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科・属名:ウルシ科マンゴー属

種別:常緑高木

花色:黄、ピンクなど

花期:2〜3月

収穫期:6〜9月

原産:インド〜インドシナ半島

別名:アンラ(菴羅)、アンマラ(菴摩羅)など

花言葉:永遠の愛、信頼など

◎特徴:

ウルシ科マンゴー属に属する果樹の総称で、インド〜インドシナ半島が原産とされています。日本へは明治時代に渡来し、1970年代以降は沖縄県、宮崎県、鹿児島県などで本格的に栽培されるようになりました。ウルシ科に属していることもあり、樹脂にはかぶれの原因となる物質(マンゴールなど)が含まれています。

また春先に開花する房状の花に関しては、強烈な腐敗臭を放つことでも知られています。この臭いでハエの仲間を誘き寄せ、受粉を行っています。

 

マンゴスチンの概要

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科・属名:フクギ科フクギ属

種別:常緑高木

花色:ピンク、黄

花期:11〜12月

収穫期:5〜8月

原産:東南アジア

別名:レインリリー、ゼフィランサスなど

花言葉:魅力、チャーミングなど

◎特徴:

東南アジア原産の常緑高木で、大きい株では樹高25mに達することがあります。ドリアンと同様に高温多湿の環境を好むことなどから、現在でも東南アジア〜南アジアに生産国が集中しています。11〜12月頃にピンク色の花を咲かせますが、花粉を持たないため不定胚(≒受粉せずに実る果実)を形成します。この不定胚によって繁殖が行われているため、マンゴスチンの亜種は存在しないと言われています。

◎マンゴスチンの概要は下記記事からの引用です

【雑談】果物の頂点!果物の王様・女王の正体は? - アタマの中は花畑

 

チェリモヤの概要

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科・属名:バンレイシ科バンレイシ属

種別:半落葉性小高木

花色:緑

花期:5〜6月

収穫期:10〜11月

原産:南アフリカ(アンデス山脈)

別名:チェリモア、カスタードアップル、アンデスのシャーベットなど

花言葉:真の友情など

◎特徴:

南アフリカ原産の反落葉性小高木で、日本へは1980年代に渡来しました。元々はペルーやエクアドルなどの高地(アンデス山脈)を原産としていることから、現在でも熱帯域の高地〜亜熱帯域で栽培されています。日本では和歌山県などで生産されているものの、その流通量は少なめです。

果肉はクリーム状で甘いことから、「カスタードアップル」や「アンデスのシャーベット」の名でも親しまれています。また本種とバンレイシを交配させたアテモヤも流通しており、こちらは「森のアイスクリーム」の別称を持ちます。

 

「世界三大フルーツ」に選ばれた理由は?

マンゴー、マンゴスチン、チェリモヤが「世界三大フルーツ」に名を連ねている理由については、主に以下の2点が関係しているようです。(マンゴーを除き)日本での知名度は今ひとつですが、いずれも世界で広く流通している果物です。

①味

・果肉の味や風味、栄養価など。いずれの果実も甘くて滑らかな果肉を持ち、栄養価も高い。

②歴史的背景

・人間との関わりや知名度など。いずれの果実も人間生活に古くから馴染んでおり、世界的な知名度や人気が高い。

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ちなみに「日本三大フルーツ」も存在するのかと思い調べてみたのですが…それらしき情報は見つかりませんでした。果物の国内生産量はみかん、りんご、和梨の順に多いので、強いて言えばこの3種が該当するのかもしれません。

 

ドリアンが入っていないのはなぜ?

「世界三大フルーツ」として私が真っ先に思い浮かべたのは、果物の王様としても知られるドリアンです。しかしながら、先程挙げた3種(マンゴー、マンゴスチン、チェリモヤ)の中にドリアンは含まれませんでした。「果物の女王」であるマンゴスチンが名を連ねているにも関わらず、ドリアンが入っていないのは一体なぜなのでしょうか?

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ということで調べてみたところ、世界三大フルーツのうちマンゴーについては、ドリアンやパインアップルに置き換わることもあるのだそうです。したがって、場合によってはドリアンも「世界三大フルーツ」の1つと言えるのかもしれません。ただドリアンに関しては、独特の香り・風味によって好みが分かれるうえ、大半が東南アジアにて生産・消費されているため、世界的な知名度はマンゴーに比べると低めです。このような経緯から、一般的にはドリアンではなくマンゴーが名を連ねていると考えられます。


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