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【都道府県の花#40】福岡県の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第44回となる今回は、大分県の木と花について取り上げたいと思います。
大分県の木について
大分県の木は「豊後梅」です。ここでは、豊後梅の概要についてもご紹介します。
科・属名:バラ科サクラ属
種別:落葉小高木
花色:薄いピンク
花期:3月
収穫期:6〜7月
原産:日本(大分県)
別名:クスなど
花言葉:─
◎特徴:
梅と杏(アンズ)の交雑種と言われますが、分類上は梅に位置付けられています。一般的な梅に比べて大粒で、かつ酸味が少ないため、梅干し・梅酒・ジャムなど幅広い用途に向いています。
大分県(豊後)を発祥としますが、耐寒性に優れることから現在では青森県や長野県で多く生産されています。なお自家結実性にはあまり優れないため、栽培にあたっては受粉樹の用意が推奨されています。
大分県の花について
大分県の花は「県の木」と同様に豊後梅です。ここまで44都道府県の木や花をご紹介してきましたが、「県の木」と「県の花」が一致するのは広島県(モミジ)・香川県(オリーブ)・佐賀県(クス)に次いで4回目です。
大分県の木・花の由来は?
大分県の木および花として豊後梅が選ばれたのには、以下のような経緯があるようです。
◎豊後梅
・NHKが第29回放送記念日の際に“郷土の花”として選定した(昭和29年4月1日)。その後、大分国体実行委員会が豊後梅を国体マークに使用したことから、以降は県の花として認められている。県の木に関しては、昭和41年8月16日に制定された。
・大分県(豊後)を発祥とし、古くから同県の名産として知られていることなどが由来。
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