先日喉を痛めてしまったため、近所のスーパーでマヌカハニーのど飴を購入してきました。(何となくですが)マヌカハニーと言えば健康志向なイメージがあり、のど飴に入っているだけで効果が倍増する…ような気さえしてしまいます。
(※写真はイメージです)
そんなマヌカハニーですが、マヌカから採れたハニー(蜂蜜)であるところまでは何となく連想できます。ただ、この「マヌカ」とは一体どんな植物なのでしょうか?
マヌカハニーとは?
「マヌカ」の正体は、ギョリュウバイ(御柳梅)とも呼ばれる樹木です。したがって、マヌカハニーはマヌカ(ギョリュウバイ)の花から採れた蜂蜜のことを指します。主にミツバチによって採取されたもので、ニュージーランドとオーストラリアのみで生産されています。採蜜期間は1年の中で4週間程度と短く、希少価値が高いことから「蜂蜜の王様」「世界最高級の蜂蜜」と呼ばれることもあります。
そんなマヌカハニーは一般的な蜂蜜に比べて茶色っぽい色合いをしており、食感もどろっとしています。また味に関しては、甘味に加えて独特の風味・苦味を持つことでも知られています。
マヌカハニーの効果について
マヌカハニーにはメチルグリオキサール(MGO)と呼ばれる成分が含まれており、強い抗菌作用・抗炎症作用を発揮します。主な用途は以下の通りで、冒頭で私が購入したのど飴に関しても、痛みや炎症を抑える目的でマヌカハニーが使われていたようです。 このほか、抗酸化作用に効果のあるシリング酸メチルも含まれており、老化防止や美肌に効果を発揮します。
・外傷の治療
・感染症の予防や治療
・喉の炎症、痛みの軽減
・口内炎、歯肉炎、歯周病の予防や治療
・腸内環境の改善 など
ちなみに…マヌカハニーとヨーグルトを同時に摂取した場合、強い抗菌作用によりヨーグルトに含まれる乳酸菌が死滅してしまうと言われています。ただ死滅するのは一部なので、マヌカハニーをかけた後にあまりかき混ぜないようにしたり、時間を開けて両者を食べたりすれば美味しくいただけます。
マヌカの概要
科・属名:フトモモ科ネズモドキ属
種別:常緑低木
花色:ピンク、赤、白など
花期:11〜6月
原産:ニュージーランド、オーストラリア
別名:ギョリュウバイ、ネズモドキなど
花言葉:濃厚な愛、蜜月、素朴な強さなど
◎特徴:
オセアニア(ニュージーランド、オーストラリア)を原産とする常緑低木で、日本ではギョリュウバイ(御柳梅)という名称で親しまれています。「ギョリュウバイ」に関しては、見た目がギョリュウ(ギョリュウ科ギョリュウ属)に似ており、かつ梅に似た花を咲かせることに由来しています。花の少ない冬季に開花し、かつ花期も長いため、庭木としても人気の高い樹木です。
原産地では先住民族(マオリ族)がやって来る前から生育していたと言われ、マオリ語で「癒しの木」「復活の木」を表す「マヌカ」という名称で親しまれてきました。