先週末より、我が家の花壇スペースを夏仕様→冬仕様に変更し始めました。10〜11月は気温の高い日が多く、夏から植えている花(ニチニチソウ、サンパチェンス、サルビア、栄養系コリウスなど)がまだまだ綺麗だったこともあり、入れ替えがここまで遅くなってしまいました。。。例年と同様、スペースの一角にはチューリップの球根を50個ほど植え付ける予定です。
また門柱の一角に関しては長男(小1)に任せているため、今回も長男と一緒に花の苗を購入してきました。最終的に長男が選んだのはこちらの5株で、本人曰く「青〜白系統でまとめた」とのことです。5株の内訳はパンジーが2、ビオラが1、ハボタンが1…そして本ブログ初登場となるスイートアリッサムです。この時期の花壇によく植えられているイメージですが、意外にも我が家にスイートアリッサムを植えること自体初めてだったようです。
ということで今回は、こちらのスイートアリッサムについて少しだけご紹介したいと思います。
スイートアリッサムの概要
科・属名:アブラナ科ニワナズナ属
種別:多年草(日本では一年草扱い)
花色:白、ピンク、紫、橙、赤など
花期:10〜4月(品種により異なる)
原産:地中海沿岸〜西アジア
別名:アリッサム、ニワナズナなど
花言葉:優美、美しさに勝る価値など
◎特徴:
地中海沿岸〜西アジアを原産とする多年草ですが、高温多湿に弱い性質のため日本では主に一年草として扱われています。耐寒性もそれほど強くありませんが、強い霜の降りない場所であれば冬の間じゅう花を楽しむことができます。また花の見た目はナズナ(アブラナ科ナズナ属)に似ており、ニワナズナと呼ばれることもあります。
「アリッサム」とは別の植物!?
今回私達が購入した株の商品名は「アリッサム」でしたが、実は本来アリッサムと呼ばれるのは別の植物なのだそうです。そこで、スイートアリッサムとアリッサムの違いについても整理してみました。本来のアリッサムは後者ですが、日本でアリッサムと認知されているのは主に前者です。何ともややこしい話ですね。。。
◎スイートアリッサムの特徴(写真左)
・アブラナ科ニワナズナ属に属する多年草だが、日本では一年草として扱われることが多い
・花がアリッサムに似ており、かつほんのりと甘い香りを持つことから「スイートアリッサム」と呼ばれる
・白、ピンク、紫、橙、赤など豊富な花色を持つ
・日本では「アリッサム」と言えば本種を指すことが多い
◎アリッサムの概要(写真右)
・アブラナ科アレチナズナ属に属する多年草
・主に多年草とひて扱われることから「宿根アリッサム」と呼ばれることもある
・花色は黄色しかない
スイートアリッサムとスーパーアリッサムの違いについて
今回ご紹介しているスイートアリッサムの中には、「スーパーアリッサム」と呼ばれる品種も存在します。一般的なスイートアリッサムは夏越しが難しいため主に一年草とて扱われますが、その中でも高温多湿の環境にも耐えられるよう品種改良したものをスーパーアリッサムと呼びます。スーパーアリッサムに関してはほぼ1年を通して花を咲かせるため、花壇だけでなく寄せ植えやグラウンドカバーとしても重宝されています。
「園芸の観点で優れている」という意味合いでは、以前ご紹介したスーパーサルビアにも通ずる部分がありますね。
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