本格的な冬に差し掛かり、我が家の周りでもあまり花を見かけなくなってきました。通勤経路で見かける花達が徐々に枯れていく中、こちらのピンクの花だけは今まさに見頃を迎えています。
(※写真はイメージです)
一見するとヒガンバナ(彼岸花)のようにも見えますが、どうも少し違うような気がします。そこでChatGPTに尋ねてみたところ「ネリネ」という回答が返ってきました。お恥ずかしいことに今まで「ネリネ」という名前すら知らなかったため、今回はChatGPTに尋ねた質問をそのままタイトルにしてみたいと思います。
ネリネの概要
科・属名:ヒガンバナ科ネリネ属
種別:多年草(球根植物)
花色:ピンク、白、赤、紫など
花期:10〜12月
原産:南アフリカ
別名:ダイヤモンドリリーなど
花言葉:華やか、輝き、幸せな思い出など
◎特徴:
南アフリカ原産の多年草で、日本へは大正時代に渡来しました。「ネリネ」という名称に関しては、ギリシャ神話に登場する水の女神「ネレイデス」に由来しています。また光沢のある花弁を持ち、陽の光を浴びるとキラキラ輝くことからダイヤモンドリリーと呼ばれることもあります。開花期間がとても長いことでも知られ、開花後1カ月程度は同じ花を楽しむことができます。
ヒガンバナ(彼岸花)の概要
科・属名:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
種別:多年草(球根植物)
花色:赤
花期:9月
原産:中国
別名:マンジュシャカ(曼珠沙華)など多数
花言葉:悲しき思い出、あきらめ、独立、情熱など
◎特徴:
9月中旬になると地中から蕾を出し、直径10〜15cm程度の集合花を咲かせます。花が終わる頃になると葉が大きく伸び、そのまま冬を越します。春になると葉は枯れ、夏の休眠期に入ります。
◎ヒガンバナの概要は下記記事からの引用です
彼岸花は不吉な花なのか!?名前の由来や別名について - アタマの中は花畑
ネリネとヒガンバナの違いは?
ネリネはヒガンバナ科ネリネ属、ヒガンバナはヒガンバナ科ヒガンバナ属に属するため、広い意味では同じ仲間の植物と言えます。そのため花の見た目もよく似ており、冒頭の私のように「ヒガンバナの花かな?」と勘違いしてしまうこともある…かもしれません。そこで、両者の違いについても以下の通り整理してみました。主だったところで言えば、花と同時に葉が出ているかどうかなどで大まかに見分けられそうです。
◎ネリネ(ダイヤモンドリリー)の概要(写真左)
・晩秋〜冬にかけて開花する(10〜12月頃)
・葉を伸ばした後で花を咲かせる
・花弁には光沢があり、縁が波打っている
・花色はピンク、白、赤、紫など多彩
◎ヒガンバナの概要(写真右)
・秋に開花する(9月頃)
・葉を伸ばす前に花を咲かせる
・花弁は光沢を持たない
・花色は赤が一般的(黄、白の品種もあり)