アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【綿】木綿の原料について〜木綿と真綿は何が違うの?〜

今回は、私達の生活に欠かせない木綿について取り上げたいと思います。普段着用している衣料品はもちろんのこと、木綿豆腐などでもその名前をよく耳にします。

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そんな木綿ですが、漢字表記を踏まえると植物由来の素材であることは間違いなさそうです。実際のところ、木綿はどのような植物を原料にしているのでしょうか?

また「真綿」という言葉もよく耳にしますが、木綿とはどのような違いがあるのでしょうか?

 

 

木綿の原料について

木綿(もめん)とは、ワタ(アオイ科ワタ属)の種子の周りに生えた繊維から作られる天然繊維のことを指します。アオイ科ワタ属に属する植物は複数ありますが、木綿の原料としては主に陸地綿(リクチメン)と呼ばれる品種が用いられています。繊維の主成分はセルロースで、肌触りが良く、吸湿性・通気性にも優れています。一方で縮みやすく、シワができやすいという欠点も持ちます。

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木綿の用途は非常に幅広く、衣料品のほか寝具、タオル、医療用ガーゼ、脱脂綿など、日常生活に欠かせない製品に多く用いられています。植物の由来の天然素材であるため安全性が高く、肌の弱い方にも適しています。また生分解性(=菌類やバクテリアなどの働きにより分解可能な性質)を持つため、環境に優しい素材としても重宝されています。

 

木綿と真綿の違いについて

今回取り上げているのは木綿ですが、よく似た言葉に真綿(まわた)があります。一見するとどちらも同じ「綿」ですが、木綿と真綿にはどのような違いがあるのでしょうか?

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そこで真綿について調べてみたところ、木綿と真綿ではそもそも原料が異なることが分かりました。真綿は蚕(かいこ)の繭を原料とする動物性の繊維で、繭を煮た後に引き伸ばし、乾燥させることで作られます。主成分はフィブロインと呼ばれるタンパク質の一種で、光沢があって肌触りが良く、保温性にも優れています。真綿に比べて生産に手間がかかることなどが高級品として扱われ、高級な布団や和装品、防寒具などに用いられます。

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したがって、木綿と真綿の違いを簡単に整理すると以下のようになります。見た目ことよく似ているものの、原料や用途に大きな差があります。

・木綿は植物性繊維で、日用品に用いられる

・真綿は動物性繊維で、高級品に用いられる

 

ワタ(綿)の概要

最後に、木綿の原料であるワタの概要についてもご紹介します。

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科・属名:アオイ科ワタ属

種別:多年草(日本では一年草扱い)

花色:薄黄

花期:7〜9月

収穫期:10〜12月

原産:熱帯・亜熱帯地方全域

別名:コットン、綿花(メンカ)など

花言葉:繊細、優秀、偉大、私を包んでなど

◎特徴:

熱帯・亜熱帯地方全域を原産とする多年草ですが、日本では冬の寒さに耐えられないため主に一年草として扱われています。日本へ最初に渡来したのは8世紀末ですが、この時は栽培が定着せず、本格的に栽培が始まったのは15〜16世紀頃からだと言われています(※諸説あり。中国・朝鮮半島→九州へ渡来)。その後静岡県・愛知県・大阪府などで多く生産されていましたが、現在は海外産の安価な綿花が多く輸入されるようになり、国内生産量はほぼゼロになりました。

なお、木綿の原料にもなる白くて長い綿毛は、風に乗せて種子を運び、生息域を広げるために生えていると言われています。

 


白わた 種子 13粒  【綿 コットン】【藤田種子】【わたの種】