今回は、こちらのコウモリラン(ビカクシダ)をテーマにしてみたいと思います。私が最初にコウモリランを見かけたのは学生時代にオーストラリアを旅行していた時のことで、その見た目に惹かれ、思わず写真を撮影してしまったことを覚えています。

▲当時撮影したコウモリラン(2013年撮影)
(当時は)てっきり日本では見かけることができないと思い込んでいたのですが…近所のホームセンターでも取り扱われており、日本でも案外身近な植物であることを知りました。今でも観葉植物としても人気が高いコウモリランですが、一体どんな植物なのでしょうか?
コウモリランの概要

科・属名:ウラボシ科ヒガクシダ属
種別:多年草
花色:─
花期:─
原産:東南アジア、オーストラリア、アフリカ、南アメリカなどの熱帯地域
別名:ビカクシダ
花言葉:信頼、助け合う、魔法
◎特徴:
東南アジア、オーストラリア、アフリカ、南アメリカなどの熱帯地域を原産とする多年草で、日本へは明治時代中期に渡来したようです(※詳細な渡来時期については明らかにされていません)。現在、世界に18種類の原種が分布しており、このうち日本ではオーストラリア東海岸を原産とするビカクシダ・ビフルカツムが多く流通しています。ビカクシダ・ビフルカツムは丈夫で管理しやすく、かつ耐寒性に優れているため、ホームセンターや園芸店でもよく見かけることができます。
「コウモリラン」という名称については、葉がコウモリが羽を広げたような形をしていることが由来となっています。また別名のビカクシダについても、葉の形が鹿の角(鹿角=ビカク)に似ていることからその名が付けられました。
ランではなくシダの仲間だった!?
「コウモリラン」という名前だけを見るとラン(蘭)の仲間かと思ってしまうのですが、実はランではなくシダ植物の仲間です。コウモリランは種子ではなく胞子で個体数を増やすため、ランのような花を咲かせることもありません。

それではなぜ、コウモリ「ラン」と名付けられたのでしょうか?その理由について調べてみたところ、大きく2つの説があることが分かりました。
①見た目がランに似ているため
・コウモリランには、見た目がコウモリや鹿角に似ている胞子葉と、株元で丸く大きく広がる貯水葉の2種類の葉があります。この特徴的な見た目が、当時日本で馴染みのあった洋ランに似ていたため、その名が付けられたと考えられます。
②珍しい植物に「ラン」と名付ける文化があったため
・コウモリランが日本へ渡来した頃、日本では観葉植物として洋ランが広く流通していました。この「洋ランブーム」に合わせて、珍しく鑑賞価値の高い植物に「ラン」と名付ける文化があったようです。コウモリランに関しても、見た目の珍しさや鑑賞価値をアピールする目的でその名が付けられたと考えられます。
※ちなみに…クンシラン、リュウゼツラン、サフランなどもラン科の植物ではありませんが、同様の理由で「ラン」と名付けられたようです。
◾️クンシラン

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◾️リュウゼツラン

◾️サフラン

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コウモリランの寿命はどの程度?
品種や栽培環境にもよりますが、適切な環境下で管理すれば数十年単位で楽しむことができます。野生下であれば100年以上生きるケースもあるなど、非常に長寿な植物として知られています。コウモリランの葉は2〜3年ほどで枯れてしまいますが、次から次へと新しい葉を伸ばすことで、個体としては長く生き続けることができます。

コウモリランが長く生き続ける間、株全体としても少しずつ大きくなっていき、最終的には直径2mを超えることもあります。本記事の冒頭に掲載したコウモリランもかなりのサイズであり、当時の私が思わず写真を撮ってしまうのも納得できる…ような気がします。
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