先日、近所の方からミョウガの株を分けていただきました。植えっぱなしでも毎年収穫できるため、植えておいて損はない野菜の一つだと思っています(増え過ぎには注意が必要ですが…)。
さて「ミョウガ」と言われると、先程の写真とは違うものを想像されるのではないでしょうか。先程の写真はミョウガの葉と地下茎で、普段食べている部分とは異なります。それでは、食用としているのはミョウガのどの部分なのでしょうか?
ミョウガの概要
科・属名:ショウガ科ショウガ属
種別:多年草
花色:薄黄
花期:7〜10月
収穫期:7〜10月
原産:日本、中国、朝鮮半島など
別名:ハナミョウガ(花茗荷)
花言葉:忍耐、報われない努力など
◎特徴:
日本をはじめとする東アジアが原産ですが、現在流通しているのは中国などで栽培されていた品種が持ち込まれたものとされています。独特の香りや辛味が特徴で、薬味やつまとしてよく用いられます。同じ系統の野菜としてショウガが挙げられますが、ショウガに比べると香りや辛味はやや弱いです(※)。
※香りの強さの違いがきっかけとなり、兄香(せのか)→ショウガ、妹香(めのか)→ミョウガと呼ばれるようになった説もあります。
食べているのはどの部分?
ミョウガは「花が咲く前の蕾の部分」を食用とします。花が咲いた後でも食べることはできますが、風味は落ちてしまいます。なお、ミョウガの蕾は地下茎から直接伸びるため、地面から蕾だけが生えてきたように見えます。
▲ミョウガの花
なお、ミョウガは蕾だけではなく葉の部分も食べることができるのだそうです。例えば、筍のように伸びる葉のような部分(偽茎)はミョウガダケ(茗荷竹)として親しまれています。ミョウガダケの旬は4〜5月頃で、ちょうど今くらいの時期に多く収穫されます。
▲ミョウガダケ
我が家のミョウガ
さて、今回分けていただいた株からも4本のミョウガダケが伸びていました。早速収穫して食べてみたいところですが、まだ株が小さいため今年はこのまま収穫せずに育ててみようと思います。
また、地下茎はご覧のような見た目でした。ミョウガの地下茎自体はあまり見たことがなかったのですが、思ったより太くしっかりしていました。
ミョウガは日陰の湿った場所を好むようなので、敷地の北側に植え付けてみました。少し雑な植え方になってしまいましたが、丈夫な植物なのできっと大丈夫だと信じています。1年目で収穫できるのが理想ですが、理想通り蕾は出てきてくれるのでしょうか…?