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ニワゼキショウに関する記事を先日投稿したところですが、同じ日にチドメグサも見かけました。小さい頃は田んぼの畦道などでよく見かけていましたが、実家を離れてからは見かける機会が減ってしまいました。
そんなチドメグサですが、私が怪我をした時などに「傷口にチドメグサを貼っておけばすぐ血が止まる」と両親からよく言われていたものです。ですが…実際のところ、これって本当のことなのでしょうか？
チドメグサの概要
科・属名：ウコギ科チドメグサ属
種別：多年草
花色：緑
花期：6〜10月
原産：熱帯アメリカ
別名：─
花言葉：秘密など
◎特徴：
熱帯アメリカ原産の帰化植物で、日当たりが良くやや湿った場所(田んぼの畦道など)に広く分布しています。地面を這うように茎を伸ばし、それぞれの節から根を伸ばして定着する性質があるため、駆除が難しいとされています。冬になると、関東以北では葉を枯らして越冬します(関東以西では葉を残したまま越冬します)。
チドメグサを使えば血が止まるって本当？
チドメグサの和名が「血止草」であるように、いかにも止血効果がありそうな名前をしていますよね。冒頭でも触れましたが、チドメグサの止血効果は本当なのでしょうか？
少し調べてみたところ、この説はどうやら本当のようです。チドメグサの葉を絞った汁には止血効果があるとされ、その性質が名前の由来にもなっています。昔は止血剤として用いられていたようですが、その効果について医学的には証明されていないそうです。そのため、今チドメグサを使うのであれば「血は止まるかもしれないが、手元に医薬品があるのであればそちらを使った方がマシ」くらいで考えておくと良いかもしれません。
【余談】チドメグサの駆除方法は？
止血効果を持つとも言われるチドメグサですが、地面を這うように成長することから、駆除が難しい植物としても知られています。ここでは、チドメグサの駆除方法についても少し触れておきたいと思います。
草刈り機では茎や根が残ってしまいますし、かといって手で1節1節抜いていくのも現実的ではありません。そのため、チドメグサの駆除には除草剤を用いるのが良いと考えられます。芝生の中にチドメグサが入り込んでしまった場合などは、芝生用の除草剤を使うことで芝生のみを生かすことも可能なようです。
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