梅雨が明けて夏休みシーズンに突入しました。我が家の朝顔も順調につるを伸ばしていますが、まだ膨らんだ蕾は見当たらず、開花はもう少し先になりそうです。
我が家の朝顔については後日投稿するとして、今回は「朝顔に似た花」に関する話題です。道端などでも朝顔のような花を咲かせている植物は何種類かありますが、私の中ではオレンジ色の花・ピンク色の花を比較的よく見かけるような気がしています。今回はオレンジ色の花を咲かせる植物について、少しご紹介したいと思います。
道端に咲くオレンジ色の花の正体は?
冒頭で取り上げた「オレンジ色の朝顔のような花」はこちらです。道端などで夏によく見かける植物で、花の形は朝顔にそっくりです。但し花の大きさは一般的な朝顔よりも小さく、直径2cmほどしかありません。
この花の正体は、ヒルガオ科サツマイモ属のマルバルコウソウです。一般的な朝顔もヒルガオ科サツマイモ属に属しており、分類上は朝顔の仲間と呼んでも差し支えなさそうです。
マルバルコウソウの概要
科・属名:ヒルガオ科サツマイモ属
種別:一年草
花色:橙
花期:8〜10月
原産:北アメリカ
別名:マルバルコウ、ルコウアサガオなど
花言葉:常に愛らしいなど
◎特徴:
北アメリカ原産の一年草で、日本では主に中部〜九州地方に分布しています。江戸時代末期に観賞用として渡来し、現在では日当たりの良い空き地などでよく見かけます(帰化植物)。園芸植物としても親しまれているルコウソウに見た目が似ていますが、葉の形で見分けることができます(※葉が丸い形をしているためマルバルコウソウ(丸葉縷紅草))。
▲ルコウソウの花(参考)
昔の勘違い
私がまだ幼かった頃、本種の名前を両親に聞いたところ「チョウセンアサガオ」と教えてもらいました。そのため、つい最近まで本種=チョウセンアサガオだと思い込んでいたのですが、これは私の勘違いでした。。。
ちなみに、本当のチョウセンアサガオは「ダチュラ」や「トランペットフラワー」の名でも親しまれるナス科の植物で、マルバルコウソウとは見た目が大きく異なります。
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