本日、車を走らせて近くの公園へ花桃を見に行ってきました。日中はよく晴れていたこともあり、公園には多くの方が訪れていました。
公園には花桃以外にも多くの花が咲いていたのですが、ふと足元に目を向けてみると薄紫色の花がたくさん咲いていることに気付きました。この花は「ハナニラ」と呼ばれ、ちょうど今くらいの時期に開花する植物です。
その名前から“野菜のニラ”を連想してしまいますが、ハナニラとニラは同じ仲間なのでしょうか?
ハナニラの概要
科・属名:ネギ亜科ハナニラ属(ユリ科に分類される場合もあり)
種別:球根植物
花色:白、ピンク、紫、青など
花期:3〜4月
原産:南アメリカ
別名:イフェイオン、スプリングスターフラワーなど
花言葉:悲しい別れ、耐える愛など
◎特徴:
南アメリカ原産の球根植物で、日本へは明治時代に到来しました。非常に丈夫で植えっぱなしでも毎年開花するため、初心者でも扱いやすい植物の一つです。近年では今回取り上げているハナニラのほか、近縁種の黄花ハナニラ(早春に開花)やパラビフローラ(晩秋〜初冬に開花)なども流通しています。
ハナニラの葉は食べられるの?
ハナニラは、葉の見た目や匂いが野菜のニラに似ていることなどからその名が付けられました。ハナニラはネギ亜科(またはユリ科)、ニラはネギ科に属しているため広い意味では同じ仲間と言えそうですが、ハナニラの葉もニラ同様に食べられるのでしょうか?
今回ご紹介している園芸品種としてのハナニラについては、有毒植物のため食用には適しません。大量に食べると激しい下痢を引き起こす場合があるため、誤って口に入れてしまわないよう気をつけましょう。
ハナニラとニラの違いは?
最後に、ハナニラとニラの違いについて簡単にまとめてみました。少しややこしいのですが、園芸植物としてのハナニラが有毒植物なのに対し、野菜のニラの花(花ニラとも呼びます)は食用にすることができます。
◎ハナニラの特徴
・有毒植物のため食用には適さない
・地下に球根を待つ球根植物
・1本の花茎に1輪の花を咲かせる
・花色は白、ピンク、紫、青と豊富
・草丈はニラよりやや低い(15〜25cm程度)
◎ニラの特徴
・毒性を持たず食用にすることが可能
・地下に球根を持たない多年草
・1本の花茎の先に多数の花を咲かせる
・花色は大半が白
・草丈はハナニラよりやや高い(20〜30cm程度)
ハナニラ ピンクスター 3号苗(d09)
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