◎前回記事のあらすじ
我が家の一角には芝生スペースがあるのですが、1年近くお手入れをしていなかったため芝が伸び放題になっていました。そこで、先日芝生バリカンを購入し、人生初の芝刈りに挑戦してみました(下記記事参照)。
【山善 グラスバリカン】芝生バリカンでお手軽管理!人生初の芝刈りに挑戦…! - アタマの中は花畑
◎ここから本題
せっかく芝生バリカンを購入したので、他のスペースにも芝生を張ってみることにしました。ただ、どんな芝生を植えたら良いのか見当もつかず、正直かなり迷っていました。
そんな時、妻が見つけてきたのが今回取り上げるTM9と呼ばれる品種でした。今回、そのTM9を庭に張ってみましたのでメリット・デメリットとともにご紹介したいと思います。
TM9って何?
TM9(ティーエムナイン)とは、トヨタ自動車が開発した「省管理型高麗芝」のことを指します。芝生の維持管理費を低減することを目的に、もともと草丈が低いことで知られる高麗芝を、更に草丈が低くなるよう品種改良したものです。
※高麗芝:暑さに強い日本芝。日本で最も育てられている芝生の一つ。
TM9(ティーエムナイン)公式サイト|手入れが簡単な芝生!トヨタ自動車
TM9のメリット・デメリット
メリット
TM9のメリットと言えば、何と言ってもお手入れの手軽さです。一般的な高麗芝と比較すると、その草丈は1/2以下にも満たないのだとか。草丈が低いためお手入れの頻度も少なく済み、年1〜2回の芝刈りでも綺麗な状態をキープすることができます。
また、草丈があまり伸びないため施肥料も少なく済みます。お手入れや施肥といったランニングコストが抑えられるのもTM9の魅力です。
デメリット
TM9のデメリットを強いて挙げるとすれば、初期投資がかなりかかることだと思います。最近はホームセンターなどでも見かけるようになりましたが、その単価は高く、一般的な高麗芝の2倍ほどかかります。
ただ、前述のとおりその後の維持管理費は抑えられるため、長期的な目線で見ればお得なのではと思います。うまく管理すれば10年以上は綺麗な緑色をキープできるようです。
TM9を大量仕入れ!
さて、そうと決まったら早速TM9を仕入れます。TM9は通販やホームセンターなどで広く取り扱われていますが、私が調べたところ苗の販売のみで、種は取り扱われていないようです。
今回仕入れたTM9がこちら。TM9が20束と芝生用の目土が10袋で合計数万円也。今年に入って最も高額な買い物となりましたが、全ては庭一面の芝生のためです!
芝の目土って何?
今回同時に購入した目土(めつち)は、言わば芝生用の培養土みたいなものです。目土には、芝生の発芽や発根を促進する役割と、地表面の凸凹を緩和する役割があります。
なお、目土には大きく2通りの使い方があります。
①芝生の下に敷く場合
→芝生を育てるための基本土壌として使用
→芝生1束(約1平方メートル)あたり、目土4袋が必要
②芝生の上にかける場合
→芝生の発芽・発根を促進するために使用
→芝生1束(約1平方メートル)あたり、目土0.5袋が必要
我が家の場合は「芝生が成長するための土壌がすでにある(と思い込んでいる)」という前提のもと、②に使用する目土のみを購入しました。
芝生の張り方
目土の袋に書いてある説明によると、芝生の並べ方には色々あるようです。基本的には等間隔で並べていくことになりますが、間隔を広げるほど(芝生の必要数が少なくなるため)コストが抑えられる反面、仕上がりまでの時間が長くなります。
今回は見た目重視で、間隔を狭めにして張っていくことにしました。取り寄せた芝生の紐を解き、1枚1枚並べていきます。
ちなみに、芝生マット1枚のサイズは40cm×30cmでした。1束につきこのマットが9枚入っているため、大体1平方メートルくらいの面積になります。
これがなかなか根気の要る作業でした。
(※この時点であるミスをしているのですが…それは後ほど触れたいと思います)
芝生マットを地面に並べただけでは隙間ができてしまうため、マットを並べた後は上から軽く押さえておきます。このようにすることで芝生マットと地面が密着し、根が生えやすくなるそうです。
芝生マットを並べ終わったら、上から目土をかけていきます。この際、葉先が少し出るようにしておくのがポイントです。
あとは水をたっぷりあげれば作業完了です!芝生の発芽・発根を促進するため、芝張りを終えて1か月程度は水をたっぷりあげ、無闇に立ち入らないようにしましょう。
ちょっとしたミスを発見…
作業が全て完了した後、あるミスを犯していたことに気付きました。目土の袋にも記載されていたのですが、芝生は互い違いになるように張ることが多いようです。
一方で我が家の庭はというと…
互い違いではなく、見事な碁盤目状になっていますね。。。
碁盤目状に芝生を並べた場合、互い違いにした場合よりも目土が流れ出しやすくなってしまうのだそう。目土が流れ出すと、以下のような弊害が生じることもあります。
・芝生の発芽・発根を妨げる
・地表面に凸凹が生じる
・目土の溜まった場所から雑草が生える など
一度並べてしまったものは致し方ないので、目土の流れ出しを少しでも抑えられるよう、慎重に水をあげることにします。
おわりに
人生初の芝刈りに続いて、今回は人生初の芝張りに挑戦してみました。順調に成長すれば、1か月後くらいには緑化が始まってくれるのではないでしょうか。
いつの日か一面の芝生の中でゴロゴロすることを夢見ながら、明日も水をあげたいと思います。
◎次回の記事はこちら
【TM9】芝張りから約20日が経過!〜芝生マットが枯れてしまうのはなぜ?〜 - アタマの中は花畑