花壇や家庭菜園をいじり始めてまだ1年も経っていないのですが、あちこちで昨年植えた植物のこぼれ種が発芽し始めました。いつ・何が生えてくるかわからないこともあり、こぼれ種から発芽した株を見つけると何だか嬉しい気分になります。
今日は、我が家で見つけたこぼれ種の植物達を取り上げてみたいと思います。
こぼれ種とは?
こぼれ種とは、植物から自然にこぼれ落ちた種、またはその種から発芽した株のことを指します。人間が意図的にまいたものではなく、植物自身の力で繁殖した点が大きな特徴です。
こぼれ種のメリット
こぼれ種のメリットは、管理をしなくても毎年花を咲かせたり、収穫できる点だと思っています。苗を購入する必要がないためお財布にも優しいです。また、こぼれ種は「気付いたら勝手に育っている」ことが多いため、花壇や家庭菜園からプレゼントをもらったような気分になります。
こぼれ種の留意点
メリットが多そうなこぼれ種ですが、中に留意しておくべき点もあります。以下、私自身が感じている留意点についてまとめてみました。
①いつどこに生えるかわからない
植物から自然に落ちた種が発芽するため、いつどこから生えるかわかりません。生えた場所によっては雑草扱いされてしまったり、植え替えが必要になったり、存在に気付かれぬままその一生を終えることになるかもしれません。
ですが…「いつどこに生えるかわからないワクワク感」こそがこぼれ種の醍醐味だと思っています。
②必ずしも親株と同じ性質になるとは限らない
花色などが異なる品種同士が交配した場合、こぼれ種から発芽した子株は必ずしも親株と同じ性質になるとは限りません。逆を言えば、どんな花が咲くのか?などの楽しみも増えるのではないでしょうか。
③毎年発芽するとは限らない
こぼれ種から発芽する植物は総じて繁殖力が強いですが、必ずしも毎年発芽するとは限りません。こぼれ種からの発芽を期待していたが発芽せず、結局種や苗を別途調達する羽目に…なんてことも。こぼれ種を過度に期待するのではなく、適度に付き合っていくのが大切なのかもしれません。
こぼれ種で毎年咲く花といえば?
実は、こぼれ種で毎年咲く花は結構多いです。よく名前が挙がるのはノースポール、パンジー(ビオラ)、オダマキあたりでしょうか。パンジーなどは、世代交代を繰り返すうちに原種系の色(紫系)ばかりが残る気もしますが…。
▲ノースポール
▲オダマキ
そのほか、ネモフィラ、マリーゴールド、ムラサキハナナ、ニゲラ、ヤグルマギク、チドリソウ、コキア、サクラソウあたりもこぼれ種から毎年開花する花としてよく聞きます。また、実家ではプリムラ・マラコイデスもこぼれ種から毎年開花しています。
▲プリムラ・マラコイデス
我が家のこぼれ種
今年の春、我が家で確認できたこぼれ種は青じそ、アップルミント、マリーゴールド、ディル(イノンド)の4種類でした。
アップルミントは鉢植えしていたものの種から発芽したようですが、このまま野放しにしておくと「ミントテロ」になりかねません。そのため、アップルミントだけは抜き取り、その他の3種類はこのまま育てることにしました。
▲青じそ
▲アップルミント
▲ディル(イノンド)
今年のニチニチソウ
昨年にもこぼれ種をテーマにした記事を何回か投稿したことがあるのですが、その時の主役だったのが門柱下に植えたニチニチソウでした。
今年の春も発芽するかと期待していたのですが、あいにく1本も発芽しなかったため、別途調達したポット苗を植えることにしました。花期が長いため、夏の間じゅう咲き続けてくれる…はずです。
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