家庭菜園を始めてから間もなく1年を迎えます。特に今年に入ってからは、グラスジェムコーンやこんにゃく芋など、いつか育てたいと思っていた野菜の栽培にも挑戦しています。
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そんな中で、今回取り上げるのは落花生です。ピーナッツバターやバタピーももちろん大好きなのですが、落花生と言えばなんと言っても「茹で落花生」です。たまに居酒屋で見かけることがあるのですが、採りたてならではの美味しさがありますよね。
そんな茹で落花生に憧れ、我が家の家庭菜園でも落花生を育ててみることにしました。
落花生の概要
種別:一年草
花色:黄
花期:7月
収穫期:10〜11月
原産:南米
別名:南京豆、ピーナッツなど
花言葉:仲良しなど
◎特徴:
受粉後の花が落ちた後、地中で結実する珍しい特徴(地下結実性)を持つことから落花生と呼ばれます。様々な呼び方がありますが、鞘(さや)付きのものを落花生や南京豆、中の種子のことをピーナッツと呼ぶことが多いようです。
また、落花生は栽培期間が長い野菜としても有名で、種まき〜収穫に半年近くかかることもあります。
種の調達〜種まき(4月19日)
早速、購入してきた種をまいていきます。今回まいた種はこちら。落花生といえば真っ先に千葉県を思い浮かべます。
種は茶色の薄皮が付いた状態でした。このままでも食べられそうに見えてしまいますね(もちろん食べたりはしないですが…)。
今回は緑色の苗床ではなく、3号ポットに直接まくことにしました。
無事に発芽…?(5月2日)
種をまいてからおよそ2週間。いつものように落花生の様子を見に行くと、土がこんもり盛り上がっていることに気付きました。どうやら雨で種が浮き上がってしまった訳ではなく、発芽を始めてくれたようです。
発芽の瞬間って、種の力強さを感じますよね。ここからの成長にも期待です。
家庭菜園への植え付け(5月16日)
発芽からさらに2週間。複数枚の本葉が伸び、見違えるほどに成長しました。
…が、先程の写真は特に生育が良かったもの。中には発芽しなかったものや、まだそれほど成長していない苗も見受けられました。
第二子の出産(昨日の記事参照)を控えていたこともあり、バタバタする前に家庭菜園に植え付けることにしました。
落花生の根って結構太いんですね。やはり自分で育ててみないと分からないことがたくさんあります。新しい発見が多いのも、家庭菜園の良いところだと思います。
こうして、家庭菜園の片隅に落花生が仲間入りしました!あと5か月ほどしたら収穫できるでしょうか…?
▲現在の落花生(5月19日撮影)
【余談】落花生といえば千葉県なのはなぜ?
私もそうなのですが、落花生といえば真っ先に千葉県を思い浮かべます。千葉県といえば落花生の生産量が全国一で、そのシェアは何と80%弱もあるのだとか。そもそもなぜ千葉県で落花生が育てられるようになったのでしょうか?
調べてみたところ、落花生栽培が千葉県内で広まったのには大きく2つの理由があるとのことでした。
①最初に落花生の栽培を始めたのが千葉県民だったため
落花生は花が落ちる性質を持つことから、日本に伝わった当初は演技が悪いとされていました。落花生栽培が敬遠される中、最初に栽培に取り組んだのが千葉県内の農家でした。比較的容易に栽培できることがわかった落花生栽培は、千葉県内で次第に発展・定着し、現在に至るのだそうです。
②痩せた土壌でも育てやすいため
落花生は南米・アンデス地方原産の野菜です。そのため他の野菜とは異なり、比較的痩せた土壌でも育ちやすい性質があります。千葉県には関東ローム(火山灰由来の痩せた土壌)が広がっており、落花生栽培に適していたことも理由として考えられます。
我が家の家庭菜園も、赤土由来の痩せた土壌です。肥料を与えても思うように野菜が育たないことがあるのですが、落花生栽培なら成功してくれるでしょうか…?
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