先日実家に立ち寄った際、マユハケオモトの花が咲いているのを見つけました。私もTwitterのフォロワーさんの投稿で見かけたことがあるくらいで、なかなか実物を見られずにいました。…が、まさか実家で育てられているとは思いもしませんでした。
名前から考えるとオモトの仲間だと思ってしまいがちですが、実は全く関係ない植物なのだそうです。今回は、そんなマユハケオモトについて少しだけご紹介します。
マユハケオモトの概要
科・属名:ヒガンバナ科ハエマンサス属
種別:宿根草(球根植物)
花色:白、赤、ピンク
花期:9〜11月(※夏咲きの品種もあり)
原産:南アフリカ
別名:ハエマンサスなど
花言葉:富福、清純な心、純粋など
◎特徴:
南アフリカ原産の宿根草で、花の見た目が眉刷毛(まゆはけ)に似ていることからその名が付けられました。乾燥に強い反面、直射日光や寒さにはやや弱く、日本では鉢植えで栽培されることがほとんどです。夏期は直射日光の当たらない日陰、冬季は軒下(温暖地)または室内(寒冷地)で管理するのが良いようです。
オモトではなくヒガンバナの仲間
マユハケオモトという名前ですが、実はヒガンバナの仲間です(ヒガンバナ科ハエマンサス属)。葉の見た目がオモトの葉によく似ていることから、マユハケ「オモト」になったとされています。
▲マユハケオモトの葉
▲オモトの葉(参考)
【余談】オモトを漢字で書くと…?
オモトは漢字で「万年青」と表記します。これは、オモトの葉が常に青々と茂っていることに由来します。
本家のオモトと同様、マユハケオモトの葉も1年中青々とした葉を茂らせています。ただ、休眠中は全く成長しないため、水やりは極力控えた方が良いようです(水をやり過ぎると根腐れの原因になるのだとか)。マユハケオモト自体は丈夫な植物なので、休眠期の管理さえ気を付ければ比較的育てやすい植物と言えます。
マユハケオモト ピンク「歌姫」中