少し前の話になりますが、デージーの苗が安く販売されていたため何株か購入してきました。デージーは春の花壇を代表する花の一つで、私もいつか植えたいな…と思っていたタイミングでの安売りでした。
(開花後の手入れや植え替えが比較的楽だと考え)我が家ではこれまで一年草を中心に育ててきましたが、今後は多年草も組み込んでいこうと思っています。もちろんスペースには限界があるものの、より多様な花を育てることで花壇がより華やかになることを密かに期待しています。
さて話が少し脱線してしまいましたが、今回購入したデージーも分類上は多年草のようです。何となく一年草のイメージが強いのですが、実際のところどのようなライフサイクルを送っているのでしょうか?
デージーの概要
科・属名:キク科ヒナギク属
種別:多年草
花色:赤、ピンク、白など
花期:12〜5月
原産:ヨーロッパ(地中海沿岸)
別名:ヒナギク、デイジー、チョウメイギク(長命菊)、エンメイギク(延命菊)など
花言葉:平和、希望など
◎特徴:
ヨーロッパ原産の多年草で、日本では北海道などの冷涼な地域を中心に栽培されています。品種によって、花弁(舌状花)が平たいもの(平弁咲き)と管状のもの(管弁咲き)の2系統が存在します。冬から春にかけて長期間花を咲かせ続けるため、チョウメイギク(長命菊)、エンメイギク(延命菊)などの別名を持ちます。
一年草?それとも多年草?
概要欄でも触れたとおり、デージーは分類上「多年草」に属しています。しかしながら冷涼な地域(地中海沿岸部)を原産としているため元々暑さに弱く、日本の高温多湿な夏を越すのは難しいとされています。デージーは夏になると枯れてしまうことから、日本では一年草扱いされることがほとんどです。
デージーのライフサイクルについて
最後に、デージーのライフサイクルに関して簡単にまとめてみたいと思います。日本のように一年草として扱う場合、8〜9月頃に種から育てる方法と、10月以降に苗を購入して育てる方法の大きく2通りがあります。前者の方が愛着は湧きますが、花を長く楽しみたい場合は後者を選んだ方が無難かもしれません。
・8〜9月頃:種まき
・10〜11月頃:苗の植え付け
・12〜5月頃:花期(苗を購入して育てる場合)
・3〜5月頃:花期(種から育てる場合)
・6〜7月頃:枯れてしまい栽培終了
また花期が終わり夏に差し掛かる頃には、暑さに耐え切れずに枯れてしまいます。そのため、一年草として扱う場合は新たに種や苗を購入してくる必要があります。
なお、冷涼な地域では夏越しが可能なため多年草として扱います。この場合は種まきや苗の購入だけではなく、株分けにより株を増やすことも可能です。
【サカタのタネ】デージー 花壇用 混合(0.1ml)【定形郵便・定形外郵便での発送のみ送料無料】花壇/コンテナ/プランター/花種/種子/植物/栽培/ガーデニング/自宅で/春まき/夏まき/秋まき/耐寒性1年草/キク科/ヒナギク/ひな菊/雛菊/採苗本数:およそ100本