先日、街路樹として植えられていたヤマモモに実が付いていることを息子達が教えてくれました。長男・次男ともに保育園で見せてもらったことがあるらしく、嬉しそうに「あそこにヤマモモの木がある!(長男・4歳)」「あまもも!(次男・2歳)」と話していました。
そんなヤマモモですが、「モモ」と付くからには桃と何かしら関係があるのでしょうか?今回はヤマモモとモモの関係について少し調べてみることしました。
ヤマモモの概要
科・属名:ヤマモモ科ヤマモモ属
種別:常緑高木
花色:赤
花期:3〜4月
収穫期:6〜7月
原産:日本、中国南部〜インド
別名:楊梅(ヨウバイ)など
花言葉:ただ一人を愛する、一途、教訓など
◎特徴:
日本および中国南部〜インドを原産とする常緑高木で、日本では関東地方以西の平地を中心に自生しています。受粉のためには雌木(めぎ)と雄木(おぎ)の最低2本が必要になりますが、両者の距離が離れていても(数km程度)風に乗って花粉が運ばれるため受粉は可能と言われています。
6〜7月頃に熟す濃い赤紫色の実は独特の匂いを持ちますが、生食のほかジャムやジュースの原料としても用いられます。
モモの概要
科・属名:バラ科モモ属
種別:落葉小高木
花色:桃
花期:3〜4月
原産:中国
別名:御酒草(ミキクサ)、三千年草(ミチトセグサ)など
花言葉:チャーミング、気立ての良さなど
◎特徴:
中国原産の落葉小高木で、夏に実る果実は食用となります。日本での主な産地は山形県、山梨県、長野県などで、降水量が比較的少ない盆地で多く栽培されています。春にはピンク色の花を咲かせ、その名のとおり「桃色」の由来にもなっています(※諸説あります)。
◎モモの概要は下記記事からの引用です
【梅・桃・桜・杏子】ウメとモモとサクラとアンズの花の違いは? - アタマの中は花畑
ヤマモモとモモの関係は?
ヤマモモはヤマモモ科ヤマモモ属、モモはバラ科モモ属に属しているため、両者は全く異なる植物です。ヤマモモはモモの仲間だからその名が付けられたのではなく、山に自生して桃のような実を付けることなどが由来となっています(※諸説あります)。
実が食べられる点に関してはヤマモモ・モモともに共通していますが、ヤマモモの方が実のサイズは小さく、かつ木1本あたりに付ける実の数は多いです。
果樹苗 ヤマモモ 苗木 秀峰 ( 秀光 ) メス木 1年生 接ぎ木 4.5号(13.5cm) ポット苗 果樹苗木 常緑樹 山桃