我が家の庭には芝生(TM9、高麗芝)を張っているエリアがあり、息子達もよくそのエリアで遊んでいます。芝張り自体は結構手間がかかったものの、以下のようなメリットがあるため「張っておいて良かったな」と思っています。
・雑草が生えにくい
・泥はねが少ない(靴が汚れにくい)
・転んでもあまり痛くない、服が汚れにくい
1点目に関しては草取りの手間が大幅に減ったため助かっているのですが、中には芝生を全く気にせずに生えてくる雑草もあります。例えば今回見つけたこちら雑草は、カヤツリグサの仲間ではないかと考えています。
芝生の隙間から生えた雑草はなかなか厄介なので、今のうちに抜いてしまうつもりです。…が、せっかくこうして写真を撮ったので、カヤツリグサについても記事にしておこうと思います。
カヤツリグサの概要
科・属名:カヤツリグサ科カヤツリグサ属
種別:一年草
花色:茶
花期:8〜10月
原産:日本、朝鮮半島、中国
別名:マスクサ(桝草)など
花言葉:伝統、歴史など
◎特徴:
日本・朝鮮半島・中国を原産とする一年草で、日本では北海道〜九州にかけて分布しています。葉が細長いため発芽直後は芝生などと見分けが付きませんが、夏以降は大きく成長し目立つようになります。一年草ではあるものの地下茎で生育範囲を広げるため、根本的な駆除はなかなか難しいとされています。
カヤツリグサのほか、コゴメカヤツリをはじめとした近縁種も多く日本に分布しています。(※基本的には開花していないと見分けが難しいため、私が冒頭で取り上げた雑草も近縁種の可能性があります)
名前の由来は?
カヤツリグサは漢字で「蚊帳吊り草」と表記します。一見すると蚊とは全く関係なさそうですが、茎を割くことでできる四角形が蚊帳のように見えることから現在の名前が付けられたようです。カヤツリグサを使った「蚊帳」作りは草花遊びの一つで、2人で茎を割いて綺麗な四角形できればその2人は相性が良い!といったイメージで相性占いにも使用されていました。
このほか、四角形を桝に見立ててマスクサ(桝草)と呼ばれることもあります。
カヤツリグサの花をひっくり返すと…?
余談ですが、カヤツリグサの花をひっくり返すとまるで線香花火のように見えます。私がまだ幼かった頃、よくカヤツリグサの花を線香花火に見立てて遊んでいたものです。我が家の敷地内に生えたカヤツリグサは間もなく抜いてしまいますが、今度別の場所で花を見かけた時は息子達にも教えてあげようかと思っています。