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かなり初期の記事の中で、ヒマワリの蕾が太陽の方向を向き続けることをご紹介しました。この性質は茎の成長によるものですが、開花する頃にはこの成長がストップするため、開花以降は向きが固定されると言われています。
一般的には(開花以降は)概ね東向きで固定されるようですが、実際のところはまだもう少し向きが変わります。例えばこちらのヒマワリは開花後の状態ですが、全体的に下を向いているように見えます。では、開花後のヒマワリが下を向くのは一体なぜなのでしょうか?
ヒマワリの概要
科・属名:キク科ヒマワリ属
種別:一年草
花色:黄、茶など
花期:7〜9月
原産:北アメリカ
別名:日輪草、日車、天竺葵など
花言葉:憧れ、貴方だけを見つめるなど
◎特徴:
ヒマワリ=大きな花のイメージがありますが、実は小さな花が集まって形成されています。花びらを持つ外側の花は舌状花、花びらを持たない内側の花は筒状花と呼ばれますが、生殖機能を持つのは筒状花のみです(舌状花にはおしべ・めしべにあたる部分がない)。言い換えると、筒状花の数だけ種を作ることができます。
種は食用としても重宝され、おつまみや食用油、パンの具材などとしても使われます。
(※ヒマワリの概要は冒頭の関連記事からの引用です)
開花後のヒマワリが下を向くのはなぜ?
ヒマワリの花は受粉した後、他の植物と同様に種を作ります。花の大きさや品種にもよるため一概には言えませんが、ヒマワリの場合は多い時で1輪あたり数千個の種が収穫できるとも言われています。一方でヒマワリの種は1粒1粒のサイズが大きいため、数千個もの種を抱えるとなるとそれなりの重量になります。そのため開花後は種の重さに耐えきれなくなり、下を向くようになると言われています。
但し上記は一説であり、その他には以下のような説もあります。私も少し調べてみましたが、開花後のヒマワリが下を向く理由については断定されていないようです。
・鳥などに種を食べられないようにするため
・雨に晒されるのを防ぎ、種が腐らないようにするため
ヒマワリの種は秋にまいても発芽しない?
こうして熟したヒマワリの種はやがて地面に落下し、風などによって拡散します。先日我が家でも夏に咲いていたヒマワリの種を入手したのですが、それを見た長男・次男が「今まきたい!」と言うので試しにまいてみることにしました。
一般的にヒマワリの種まきは4〜6月頃が適期と言われ、秋咲き品種であっても8月頃までには種まきを完了させる必要があるようです。今回種まきに踏み切ったのは8月下旬のことだったのですが、果たして無事に発芽したのでしょうか?
長男(写真奥)と次男(写真手前)が花壇の片隅にそれぞれ種をまき、種まき後はジョウロでしっかり水を与えていました。種まきから約1カ月が経過した現在でも時折水を与えているようですが…一向に発芽する様子はありません。種の中身はしっかり詰まっていたので、やはり種をまいた時期が遅過ぎたのかなと思っています。
恐らくこのまま冬を越し、翌年の春にしれっと発芽するのでしょうね。ヒマワリの種はまだ手元に残っているため、今回まいた種も気に掛けつつ、翌春になったら改めて息子達と種まきを行う予定です。