今回は久々に我が家の花壇に関する話題です。
ここ最近ほとんど花壇の手入れをしていなかったのですが、そろそろ新しい花を植えようかと思いいつものホームセンターに立ち寄りました。キンセンカやクリサンセマム(ムルチコーレ)といった黄色系統の花を探していたところ、「ディモルフォセカ」と書かれた花を見つけました。
▲キンセンカ(参考)
▲クリサンセマム(ムルチコーレ)(参考)
私自身ディモルフォセカのことを全く知らなかったのですが、実はオステオスペルマムの仲間なのだそうです。ということで今回は、ディモルフォセカ・オステオスペルマムの特徴とそれぞれの違いについてまとめてみることにしました。
ディモルフォセカの特徴
科・属名:キク科アフリカキンセンカ属
種別:一年草(多年草の品種もあり)
花色:橙、黄
花期:3〜6月
原産:アフリカ南部
別名:アフリカキンセンカ、ケープマリーゴールドなど
花言葉:元気、豊富など
◎特徴:
アフリカ南部原産の一年草で、日本でも園芸植物として栽培されています。日本で流通しているのは主に一年草の品種ですが、アフリカキンセンカ属の中には多年草の品種も含まれています。
本記事では「ディモルフォセカ」としてご紹介していますが、日本ではキンセンカに似ていることから「アフリカキンセンカ」、欧米ではマリーゴールドに似ていることから「ケープマリーゴールド」とも呼ばれます。
オステオスペルマムの概要
科・属名:キク科オステオスペルマム属
種別:多年草
花色:赤、ピンク、橙、黄、白、紫など
花期:3〜6月、9〜11月
原産:熱帯アフリカ
別名:アフリカンデージー、アフリカキンセンカなど
花言葉:元気、無邪気など
◎特徴:
南アフリカ原産の多年草で、品種改良(育苗)されたものを中心に数百種類が流通しています。育苗は海外を中心に行われており、日本で流通している品種のほとんどは海外からの輸入品(あるいはそれを挿し木等で増やしたもの)です。
花色は非常に豊富で、暖色系統(赤、ピンク、橙、黄、白、紫など)であれば大抵の色が揃っています。また一重咲きの品種が相対的に多いものの、近年では八重咲きの品種もよく見かけるようになりました。
◎オステオスペルマムの概要は下記記事からの引用です
【オステオスペルマム】何年も花を楽しみたい!夏越し・冬越しの方法について - アタマの中は花畑
ディモルフォセカとオステオスペルマムの違いは?
冒頭でも取り上げたとおり、ディモルフォセカとオステオスペルマムはいずれもキク科に属しており、広い意味では同じ仲間だと言えます(※但し属名は異なり、それぞれアフリカキンセンカ属・オステオスペルマム属に属しています)。ここでは、両者の特徴や違いについてまとめてみました。
◎ディモルフォセカの特徴(写真左)
・(日本で流通している品種は)大半が一年草
・花色は黄〜橙が中心
・花茎からは葉は生えない
◎オステオスペルマムの特徴(写真右)
・基本的に多年草
・花色は黄〜橙のほか、赤・白・紫などもある
・花茎から葉が生える場合もある
したがって「ディモルフォセカは黄〜橙の一年草」「オステオスペルマムは花色が豊富な多年草」ということになるのですが、花色が似た品種同士はかなり見分けが難しいとされています。また両者の交配種が流通し始めたことも、見分けを一層難しくしています。
我が家のディモルフォセカ
今回我が家にやって来たディモルフォセカはこちらの2株です。花色は橙・黄を1株ずつ選んできました。花期は早春〜初夏(3〜6月頃)と言われていますが、既に花が咲き始めています。
ポットの隅々まで根が張り巡らされていたため、早速花壇の一角に植え替えました。株間をかなり広げてみましたが、この隙間を埋めてくれるくらい花いっぱいになってくれるでしょうか…?