アタマの中は花畑

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【都道府県の花#23】愛知県の木・花について

◎前回の記事はこちら(#22静岡県)

【都道府県の花#22】静岡県の木・花について - アタマの中は花畑

 

2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第23回となる今回は、愛知県の木と花について取り上げたいと思います。

 

 

愛知県の木について

愛知県の木は「ハナノキ」です。ここでは、ハナノキの概要についてもご紹介します。

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科・属名:ムクロジ科カエデ属

種別:落葉高木

花色:赤

花期:3〜4月

原産:日本

別名:ハナカエデなど

花言葉:信仰

◎特徴:

日本原産の落葉高木で、野生個体は愛知県・岐阜県・長野県のごく一部の地域に自生しています。湿地帯を好む性質がありますが、近年は土地開発などにより個体数を減らしており、絶滅危惧種にも指定されています。

葉が芽吹く前の早春に花を咲かせることから、「花を咲かせる木」という意味合いで現在の名称が付けられました。ムクロジ科カエデ属に属するいわゆる「カエデ」の一種で、前述の理由からハナカエデと呼ばれることもあります。雌雄異株のため雌の木には雌花、雄の木には雄花のみを咲かせますが、どちらも赤みを帯びた色合いをしています。

 

愛知県の花について

続いて、愛知県の花は「カキツバタ」です。こちらも、カキツバタの概要についてご紹介します。

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科・属名:アヤメ科アヤメ属

種別:多年草

花色:青紫、紫、白

花期:5〜6月

原産:東アジア

別名:カオヨグサ、カオヨバナ、カオバナなど

花言葉:高貴、思慕、幸せは必ず来るなど

◎特徴:

日本を含む東アジア原産の多年草で、北海道〜九州地方にかけて分布しています。万葉集や伊勢物語の中で詠まれるほど日本人には馴染みの深い植物ですが、近年は個体数を減らしており、絶滅危惧種にも指定されています。

古くから衣服の染料として用いられたことから書き付け花(掻き付け花)と呼ばれ、後にこれが転じたことで現在の名称になったと言われています。またアヤメとよく混同されますが、湿地帯を好む点や、葉の幅が広い点などが異なります。

 

愛知県の木・花の由来は?

愛知県の木としてハナノキ、愛知県の花としてカキツバタが選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。

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◎ハナノキ

・県民投票により、昭和41年に正式に制定された。ハナノキは愛知県を含むごく限られた地域にのみ自生しており、北設楽郡豊根村の茶臼山山麓にある「川宇連ハナノキ自生地」は、国の天然記念物にも指定されている。

 

◎カキツバタ

・NHKや全日本観光連盟などの共催により、昭和29年に正式に制定された。在原業平朝臣が現在の知立市八橋を訪れた際、そのあたりの花の美しさに旅情をなぐさめ、カキツバタの5字を詠み込んでうたったと伝えられている(伊勢物語)。

 

◎次回の記事はこちら(#24三重県)

(気が向いた頃に更新)


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