◎前回の記事はこちら(#21岐阜県)
【都道府県の花#21】岐阜県の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第22回となる今回は、静岡県の木と花について取り上げたいと思います。
静岡県の木について
静岡県の木は「モクセイ」です。モクセイはモクセイ科モクセイ属に属する樹木の総称ですが、静岡県の木に関しては実質的にキンモクセイのことを指しています。ここでは、キンモクセイの概要についてご紹介します。
科・属名:モクセイ科モクセイ属
種別:常緑小高木
花色:橙
花期:9〜10月
原産:中国
別名:ケイカ(桂花)など
花言葉:謙虚、気高い人など
◎特徴:
秋にオレンジ色の花を咲かせることから、「キン」モクセイと呼ばれます。別名にケイカ(桂花)がありますが、日本では桂花=キンモクセイのイメージが強いです。
◎キンモクセイの概要は下記記事からの引用です
見た目はそっくり!キンモクセイとギンモクセイの違いについて - アタマの中は花畑
静岡県の花について
続いて、静岡県の花は「ツツジ」です。ツツジはツツジ科ツツジ属に属する樹木の総称で、静岡県の花に関しては特に品種の指定はされていません(※総称を指しているものと考えられます)。そこでここでは、群馬県の花としてご紹介したレンゲツツジの概要について、当時の記事より再掲します。
科・属名:ツツジ科ツツジ属
種別:落葉低木
花色:橙、黄、赤
花期:4〜7月
原産:日本
別名:ウマツツジ、ベコツツジなど
花言葉:情熱、堅実など
◎特徴:
日本原産の落葉低木で、北海道〜九州地方の山地に分布しています。見かけによらず有毒成分を持ち、誤って摂取してしまうと痙攣や呼吸停止に繋がることもあります。花の蜜を吸うこと自体も危険なため、養蜂業者はレンゲツツジの自生地および花期を避けているほどです。
花色は橙(朱色)のものが多いですが、黄や赤の花を咲かれる個体も見かけることができます。この際、花色によって以下のように呼び分けることもあります。
・花色が橙:カバレンゲ(樺蓮華)
・花色が黄:キレンゲ(黄蓮華)
・花色が赤:コウレンゲ(紅蓮華)、レンゲボタン
◎レンゲツツジの概要は下記記事からの引用です
【都道府県の花#10】群馬県の木・花について - アタマの中は花畑
静岡県の木・花の由来は?
静岡県の木としてモクセイ、静岡県の花としてツツジが選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。
◎モクセイ
・静岡県の木選定委員会が主催した公募の結果、昭和41年12月27日に正式に制定された。公募にあたっては「知名度がある、入手や管理が容易、県民に親しまれている」ことなどの条件(※)が付けられ、サクラ・マキ・クロマツなどを抑えてモクセイが応募数1位を獲得した。
※静岡県の産業として有名なミカンと茶に関しては、予め候補から除外されていた。
◎ツツジ
・静岡県花の会連合会が主催した公募の結果、昭和40年9月21日に正式に制定された。公募にあたっては「県民のだれにも親しまれ、栽培も容易で本県の気候風土に適したもの」という条件が付けられ、茶・ミカン・藤・あおいを抑えてツツジが応募数1位を獲得した。
◎次回の記事はこちら(#23愛知県)
【都道府県の花#23】愛知県の木・花について - アタマの中は花畑
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