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今日から新年度に入りました。我が家では長男が小1となり、初日から学童対応で早速てんやわんやしています。新生活に切り替わり、まだまだ慣れないことも多いですが…少しずつ適応していければと思っています。
さて、そんな新生活の始まりでもある4月1日ですが、世の中では「エイプリルフール」という日としても知られています。そこで本ブログでは、嘘に関連した名前を持つ植物をいくつかご紹介したいと思います。
「ウソ」から始まる植物はほとんど存在しない!?
まず、「ウ」から始まる植物としてはウコン、ウツギ、ウツボグサ、ウド、ウラシマソウなどが挙げられます。そして2年前に投稿した「全ての頭文字の花の写真を撮影することはできるのか?」シリーズでは、梅の花を取り上げました。
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ただ、その中でも「ウソ」から始まる植物に関しては、私が調べた限り見つけることができませんでした。(私の調べ方が足りず)もしかしたら実在する可能性もあるのですが、それでも知名度の高い植物はほとんど存在しないのでは?と考えています。
※ちなみに頭文字に拘らないのであれば、トキタ種苗さんよりインドジン・ウソツカナイという名の唐辛子が販売されています。その名のとおりインドでも広く流通している激辛唐辛子で、その辛さに関してはインド人も認めるほどだと言われています。このような経緯から、インド人が認める辛さ=インドジン・ウソツカナイという、まるで嘘のような名称が付けられました。
名前に「ニセ」が付く植物
名前に「ウソ」が付く植物はほとんど存在しませんが、「ニセ」であればいくつか存在ような気もします。そこで本記事では、名前に「ニセ」が付く植物とその由来について簡単にご紹介したいと思います。詳細な由来が不明なものもありますが、その多くは名付け元となった植物に似た特徴を持っていることがわかります。
◎ニセアカシア(マメ科ハリエンジュ属)
・葉の形がアカシア(マメ科アカシア属)に似ていることが由来。
◎ニセエランセマム(キツネノマゴ科ニセエランセマム属)
・由来不明。エランセマム(キツネノマゴ科エランセマム属)に見た目が似ているから?
◎ニセコバンソウ(イネ科カスマンティウム属)
・穂の見た目がコバンソウ(イネ科コバンソウ属)に似ていることが由来。
◎ニセシマニシキソウ(トウダイグサ科ニシキソウ属)
・葉や花の見た目がシマニシキソウ(トウダイグサ科ニシキソウ属)に似ている方が由来。
◎ニセシロヤマシダ(メシダ科ノコギリシダ属)
・由来不明。シロヤマシダ(メシダ科ノコギリシダ属)に見た目が似ているから?
▲ニセアカシア(参考)
名前に「ダマシ」が付く植物
「ニセ」と同じような意味合いで、名前に「ダマシ」が付く植物も存在します。こちらも同様に、主な植物と名前の由来について整理してみました。
◎イワカガミダマシ(サクラソウ科イワカガミダマシ属)
・花の見た目がイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)に似ていることが由来。
◎トマトダマシ(ナス科ナス属)
・葉や花の見た目がトマト(ナス科ナス属)に似ていることが由来。
◎ヒルギダマシ(キツネノマゴ科ヒルギダマシ属)
・マングローブ(ヒルギ)のように塩分耐性を持つものの、他の科に属していることが由来。
名前に「モドキ」が付く植物
さらには、名前に「モドキ」が付く植物も存在します。こちらも同様に、主な植物と名前の由来について整理してみました。
◎ウメモドキ(モチノキ科モチノキ属)
・葉の見た目が梅(バラ科サクラ属)に似ていることが由来。
◎オウバイモドキ(モクセイ科ソケイ属)
・花の見た目がオウバイ(モクセイ科ソケイ属)に似ていることが由来。
◎クロウメモドキ(クロウメモドキ科クロウメモドキ属)
・ウメモドキ(前述)に似た黒い実を付けることが由来。
◎サフランモドキ(ヒガンバナ科タマスダレ属)
・花の見た目がサフラン(アヤメ科クロッカス属)に似ており、日本に渡来した当初はサフランだと勘違いされていたことが由来。
◎ツルウメモドキ(ニシキギ科ツルウメモドキ属)
・つる性で、かつウメモドキ(前述)に似た実を付けることが由来。
◎ヒルギモドキ(シクンシ科ヒルギモドキ属)
・マングローブ(ヒルギ)の一種だが、呼吸根が目立たないなど、やや異なる生態を持つことが由来。
▲ウメモドキ(参考)