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【企画開始】写真ACに植物の写真をアップロードしたらいくら稼げるのか? - アタマの中は花畑
先月末に開始した「写真ACに植物の写真をアップロードしたらいくら稼げるのか?」企画の関連で、花の写真を撮影する機会がさらに増えました。先週末も、近所でオウバイ(黄梅)らしき花を見かけたのでカメラを向けたのですが…よくよく調べたらオウバイモドキ(ウンナンオウバイ)と呼ばれる植物だったようです。
正直なところ、オウバイとオウバイモドキの違いについてはあまりよく知らなかったので、本記事で少し整理してみることにしました。
オウバイの概要
科・属名:モクセイ科ソケイ属(ジャスミン属)
種別:落葉低木
花色:黄
花期:2〜4月
原産:中国
別名:迎春花(ゲイシュンカ)、ウィンター・ジャスミンなど
花言葉:期待、控えめな美、恩恵など
◎特徴:
中国原産の半つる性落葉低木で、現在では日本各地に植栽されています。梅に似た黄色い花を咲かせることが名前の由来ですが、梅はバラ科サクラ属に属するため、分類上は全く異なる植物です。原産地である中国では、旧正月にあたる2月頃に咲き始めることから迎春花(ゲイシュンカ)とも呼ばれます。なおソケイ属(ジャスミン属)には属するものの、花はほとんど香りを持ちません。
オウバイモドキの概要
科・属名:モクセイ科ソケイ属(ジャスミン属)
種別:常緑低木
花色:黄
花期:3〜4月
原産:中国
別名:雲南黄梅(ウンナンオウバイ)など
花言葉:恩恵、優美、別離、愛らしさなど
◎特徴:
中国原産の半つる性常緑低木で、こちらも日本各地に植栽されています。オウバイに似た花を咲かせることからその名が付けられ、雲南省を原産とすることから雲南黄梅(ウンナンオウバイ)と呼ばれることもあります。冬でも葉を茂らせている常緑樹ですが、寒い地域では冬に葉がかなり減ってしまうこともあります。
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オウバイとオウバイモドキの違いは?
オウバイ(黄梅)とオウバイモドキ(黄梅擬)はどちらもモクセイ科ソケイ属に属しており、その性質は花も含めてよく似ています。ただ以下のような違いがあるため、葉が落葉する冬〜花が開花する早春にかけては比較的見分けやすいかもしれません。
◎オウバイの特徴(写真左)
・落葉樹のため冬に葉を落とす
・葉が芽吹く前に開花する
・オウバイモドキに比べて花が小さい
・花は一重咲きである
◎オウバイモドキの特徴(写真右)
・常緑樹のため冬でも葉を茂らせている
・葉を茂らせた状態で開花する
・オウバイに比べて花が大きい
・花は八重咲きである