4〜5月にかけて花壇の花をいくつかご紹介してきましたが、現在咲いている花も残り少なくなってきました。今回はこちらのヘリクリサムを取り上げたいと思います。
ヘリクリサムと言えば、何と言っても硬くて乾燥した花弁です。その感触が面白くて、小さい頃は実家の庭に咲いているヘリクリサムをしょっちゅう触っていました。昔はその感触から「ガリガリ草」と勝手に呼んでいたのですが、最近になってようやく花の見た目と名前が一致しました。。。
※余談※
昨日の記事で「元々は花壇の花を紹介しようと思っていた」と記載していたのは、このヘリクリサムのことです。
ヘリクリサムの概要
科・属名:キク科ヘリクリサム属
種別:多年草(日本では一年草扱い)
花色:赤、橙、黄、ピンク、白など
花期:6〜10月
原産:オーストラリア
別名:ムギワラギク、帝王貝細工など
◎特徴:
オーストラリア原産の多年草で、硬くて光沢のある花弁が特徴です。本来は多年草ですが、寒さに弱いため、日本では一年草扱いされています。一方で、暑さや乾燥にはめっぽう強いため、(夏場であれば)比較的育てやすい花とも言えます。
名前の由来
ヘリクリサムの学名である「Helichrysum」は、helios(太陽)・chrysos(金色)という2つのギリシア語が語源となっています。どちらも、花の見た目や色が由来だと言われています。
また、別名であるムギワラギクや帝王貝細工は、硬い花弁がそれぞれ乾燥した麦藁(むぎわら)・貝細工に見えることから名付けられたようです。
ヘリクリサムの花言葉は?
ヘリクリサムの花言葉は「永遠の思い出」や「いつまでも続く喜び」です。ヘリクリサムの花弁は元々水分が少なく、乾燥させても色や形を変えずそのまま残ることが由来だと言われています。
ドライフラワーにも最適!?
花言葉の由来にもなっていますが、ヘリクリサムの花は元々水分が少ないため、スターチスなどと並んでドライフラワーに加工しやすい花としても知られています。
▲スターチスの花(参考)
特に、乾燥させても花の色が落ちにくいため、初心者でも扱いやすいようです。私も、余ったシリカゲルを使ってドライフラワー作りをしてみようかなー、なんて考えています。
我が家のヘリクリサム
最後に、我が家で咲いているヘリクリサムをご紹介します。近くで見ると、手の込んだ手芸品のようにも見えます。
花の数はまだ少ないのですが、これからたくさん咲いてくれる…はずです。