アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【こんにゃく芋④】収穫したら細長い芋が!?その正体は木子(きご)だった!

◎前回の記事はこちら

【こんにゃく芋③】収穫直前の異変!秋なのに新芽が出てきた!? - アタマの中は花畑

 

前回の記事では、収穫直前に新芽が出てきてしまったこんにゃく芋の様子をご紹介しました。このまま放置しておくと新芽に栄養が取られてしまうため早く収穫してしまいたかったのですが…ここ最近天気に恵まれず、なかなか収穫することができませんでした。

 

しかしながら、この先も天気があまり良くない見込みだったため、曇りが続いていたタイミングで思い切って収穫することにしました。まん丸な芋が出てくると思いきや、土の中から出てきたのは意外な形の芋でした。

 

 

収穫直前のこんにゃく芋

収穫直前のこんにゃく芋の様子がこちらです。前回記事時点に比べて、新芽が2倍くらいの大きさになりました。

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これが春先だったら嬉しいんですけどね。今新芽が伸びてしまうと芋の栄養がどんどん取られてしまうため、早いうちに収穫しないといけないですね。
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土の中から出てきたのは…?

そうと決まれば早速土を掘り起こすことにしましょう。まずは土を覆っていたマルチを剥がしてみたのですが、ここである「異変」に気付きました。それが写真の赤丸部分なのですが…土の中から太い根のようなものが出てきています。

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もう少し近くで観察してみましたが、芋のようにも根のようにも見えます。これは気根の一種なのでしょうか…?
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◎気根についてはこちら

【ホウセンカ】地上からでも根が伸びる?気根の正体と役割について - アタマの中は花畑

 

この「気根のような何か」を傷付けないようにゆっくり掘り出していきます。パッと見では、芋というよりは地下茎のようにも見えます。
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さらに掘り進めてていくと、中央付近からようやく芋本体が姿を現し始めました。「気根のようなもの」は、写真に写っているものを含めて5本ほど確認できました。
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こんにゃく芋と格闘すること約5分、ようやくその全貌が明らかになりました。「気根のようなもの」があちこちに伸びているためかなり歪な形に見えますが、中央の芋は丸々と大きくなっていました。
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今年春時点に比べたら2回りくらい大きくなったでしょうか。初めてのこんにゃく芋栽培にしてはなかなかうまくいったのではないかと思っています。

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▲今年春時点のこんにゃく芋(参考)

 

ちなみに、中央の芋の直径を測定したところ約16cmありました。たった半年で見違えるほど成長してくれました。

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細長い気根?芋?の正体は…

さて、収穫が終わったところで気になるのは「気根のようなもの」の正体です。調べてみたところ、この細長い部分は木子(きご)と呼ばれるのだそうです。
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木子は種芋から伸びた地下茎が変型したもので、言わばこんにゃく芋の赤ちゃんに相当します。この木子を植え付けると、2〜3年ほどで収穫可能なサイズまで成長するのだそうです。
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てっきり里芋のような感じで丸い小芋がたくさんできると思い込んでいたのですが、こんにゃく芋の場合は長細い木子で数を増やしていくんですね。予備知識がないまま掘り上げたので、最初見た時は驚いてしまいましたが。。。笑

 

来年もこんにゃく芋を育てるかどうかは未定ですが、育てることになった時のために木子は保管しておこうと思います。親芋については、時間のある時にこんにゃくに加工してみる予定です。

 

◎次回の記事はこちら

(時間のある時に調理します)

 


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