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【ホームセンター】園芸コーナーの見切り品は宝の山!?〜格安の花菖蒲を庭に植えてみました〜 - アタマの中は花畑
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12月でもまだ間に合う!?秋植え球根の植え付け適期はいつまで? - アタマの中は花畑
季節の変わり目になると、ホームセンターなどでは売れ残った植物が「見切り品」として格安で販売されることがあります。本ブログでも購入してきた見切り品を取り上げることがありますが、宿根草や球根植物であれば購入後の管理次第では綺麗な花を咲かせてくれます。個人的には、ホームセンターの見切り品は宝の山だと思っています。
▲「夏の見切り品」から開花した花菖蒲
▲「秋の見切り品」から開花したクロッカス
先日近所のホームセンターに立ち寄ったところ、またしても「宝の山」を見つけたためついつい購入しまいました。定価の4割ほどの価格で購入したこちらの花はシランと呼ばれる品種です。今回は、そんなシランについて少しご紹介したいと思います。
シランの概要
科・属名:ラン科シラン属
種別:多年草
花色:赤紫、白、青紫など
花期:4〜6月
原産:日本、中国
別名:紅蘭、朱蘭など
花言葉:(後述)
◎特徴:
ラン科の植物の中では非常に育てやすく、植えっぱなしでも毎年開花することから初心者向けのランとも言えます。花が紫色であることからその名(紫蘭)が付けられましたが、花の色が白や青紫の品種も流通しています。このうち、花が白いシランのことをハクラン(白蘭)とも呼びます。
シランの花言葉は?
シランの花言葉は「あなたを忘れない」「かわらぬ愛」「美しい姿」などです。
「あなたを忘れない」「かわらぬ愛」については、シランの英名に由来しています。シランの英名はHyacinth orchid(ヒヤシンス・オーキッド)で、ヒヤシンスの花言葉の由来ともなったギリシャ神話に由来しています。
また「美しい姿」については、シランの花が美しく、洗練された見た目であることが由来となっています。
シランは絶滅危惧種!?
丈夫で育てやすいイメージのあるシランですが、自生種はなんと準絶滅危惧種に指定されています。元々厳しい環境でも育つほどの生命力はあるのですが、乱獲や環境変化には勝てず、徐々に自生数を減らしてきました。現在は園芸種が多く流通していますので、乱獲するのではなく購入してきたものを育てるようにしましょう。
見切り品のシランを植え付けよう!
シランについて一通りご紹介したところで、我が家のシランに話題を戻します。見切り品として販売されていたため既に芽が伸び始めていましたが、その中でも元気が良さそうなものを選んできたつもりです。
早速袋の中身を確認してみることにしましょう。まずは赤紫色の一般的なシランから。パッケージには3株と記載されていますが…
なんと4株入っていました!袋詰めの工程で意図せず株が分かれてしまった可能性もありますが、ちょっと得した気分になりますね。
続いては白花で中央だけが赤く色付く「口紅シラン」です。こちらはパッケージどおり2株入っていました。
取り出した株は早速庭に植え付けることにしました。ちょうど空きスペースができたため、そこに等間隔に並べてみました。家の北側なのが少々ネックですが、ここで開花してくれることを願うばかりです。
シランを植え付けていたら長男が駆け寄ってきて、パッケージを土に挿してくれました。当初は捨てる予定で置いていたものだったのですが、せっかく挿してくれたのでしばらくこのままにしておこうと思います。
ちなみに…長男はこの後ジョウロで水をあげていました。長男ももうすぐ3歳、着実に親の影響を受けているようです。
【余談】併せて植え替えました
シランの植え付けと併せて、別の場所で育てていたアヤメと花菖蒲も同じスペースに引っ越すことにしました。今年はシラン、アヤメ、花菖蒲の全てが開花し「3種揃い踏み」となるでしょうか…?
▲アヤメ(2年前に実家から譲り受けたもの)
▲花菖蒲(冒頭に掲載した見切り品だったもの)