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我が家のフェイジョア(アポロ)もいよいよ植え付け3年目を迎えました。これまでは一切剪定をしてこなかったのですが、3年目ともなるとそろそろ樹形の乱れが気になるようになってきました。
特に気になるのがこの部分。通路(写真右下)に枝がかなりはみ出しており、このまま放っておくと通行に支障が出る恐れがあります。そこで、植え付け後初となる剪定に挑戦してみることにしました。
フェイジョアの剪定適期は?
フェイジョアの剪定適期は、新芽が伸び始める直前の3〜4月頃が良いと言われています。現在は3月上旬なので、ようやく剪定適期に入ったというところでしょうか。
なお、フェイジョアは強剪定に強い樹木(下記記事参照)のため、収穫量を気にしないのであれば剪定時期や規模はあまり気にしなくても良いのかもしれません。但し、収穫量を気にするのであれば剪定の実施は3〜4月頃を基本とし、8〜9月頃は特に避けておくことをおすすめします。8〜9月は翌年の花芽が形成させる時期にあたるため、むやみに剪定を行うと翌年の収穫量に大きく影響してしまうようです。
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フェイジョアの剪定のポイントは?
フェイジョアの剪定適期がわかったところで、続いては剪定時のコツやポイントについて調べてみることにしました。その結果、どうやら植え付け年数によって剪定のポイントが変わるようなので、今回の記事で少しだけまとめてみようと思います。
※「植え付け●年目」というのはあくまで目安です。実際のところは、木の成長具合に合わせて剪定方法を切り替えることになります。
◎植え付け1〜3年目
植え付け1〜3年目の頃は「枝数を増やし木を大きくすること」を優先します。そのため、脇芽を伸ばし枝数を増やす目的で、枝の半分〜3/2程度を切り戻します。この頃は実の収穫もあまり見込めないため、花芽を気にせず思い切って切り戻してしまっても良いかもしれません。
◎植え付け4年目以降
植え付け4年目以降に突入し、木がある程度成長したら今度は「枝を間引き、収穫量を増やすこと」を優先します。フェイジョアの花芽(※厳密には枝と花芽が同時に形成されるため「混合花芽」と呼ばれます)は、通常前年に伸びた枝の先端〜3節目くらいに形成されます。そのため、剪定の際は余分な枝を切り落とす程度に留め、枝の先端を極力残すようにすると良いようです。
なお、場合によっては3〜4月以外の季節に剪定せざるを得ないこともあるかと思います。収穫量を優先する場合は、以下の点に気をつけるようにしましょう。
①8〜9月の剪定は避ける
→先程も触れましたが、花芽が形成される時期にあたります。そのため、むやみに剪定すると翌年の花が付かなくなる恐れがあります。
②その年に伸びた枝を切り戻す場合は、根元から2〜3節を残すようにする
→フェイジョアの花芽は、その年に伸びた枝(混合花芽が伸びて枝になったもの)の根元〜3節目くらいに形成されます。そのため、根元部分を残すようにすると花を切り落とさずに済みます。
早速剪定に挑戦!
剪定のポイントについて自分なりにまとめてみたところで、早速剪定に挑戦してみることにしました。我が家のフェイジョアは今年で植え付け3年目ですが、植え付け時点で既に樹高が1.5m程度(現在は2.5m程度)ありました。そこで今回は先程の「植え付け4年目以降」と同じ扱いで剪定を行いました。
まずは根元からです。先程のポイントでは触れなかったのですが…フェイジョアの木がある程度大きくなったら、根元から50cmほどの枝は全て切り落としてしまうのが良いのだそうです。
ということで切り落としてみました。これだけでかなりスッキリしましたね。
続いては木の上部です。花付き(≒収穫量)を増やすため、今回は必要最低限の枝を間引く程度にとどめました。間引き対象となるのは、密度が高く混み合っている枝や、木の内側に向かって伸びている枝(写真の赤丸部分)などです。
こうして剪定作業が完了しました。剪定前と剪定後の写真を比較してみると、根元周りを中心にかなりすっきりした印象です。枝先をかなり残しているため、開花はそれなりに見込めそうです。あとは実が収穫できれば万々歳です。
◎剪定前(再掲)
↓↓↓
◎剪定後