アタマの中は花畑

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【ハーブ】カモミール・ペパーミントはミントテロを引き起こすのか?

料理などに使う目的で、我が家ではハーブを何種類か育てています。例えばローズマリー、オレガノ、ディル、レモンバーム、レモングラス、アップルミントなどが挙げられるのですが、特にアップルミントは「ミントテロ」を引き起こしかねないので鉢植えで管理しています。ミントと言われると聞こえは良いのですが、品種によっては慎重に管理する必要があるため注意が必要です。

 

◎関連記事はこちら

【ミントテロ】庭にミントを植えるのは危険!?〜恐るべきミントの繁殖力〜 - アタマの中は花畑

 

ここから本題に入りますが、今シーズンは新たにカモミール・ペパーミントの2品種を購入してきました。先程取り上げたアップルミントと同様、ミントテロの要因になり得るのでしょうか…?

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(※本ブログではカモミール=ジャーマン・カモミールを指すこととします)

 

 

カモミールの概要

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科・属名:キク科シカギク属

種別:耐寒性一年草

花色:白

花期:3〜8月

原産:北ヨーロッパ、西アジア

別名:ジャーマン・カモマイル、カミツレなど

花言葉:逆境に耐える、苦難の中の力など

◎特徴:

キク科の耐寒性一年草で、北ヨーロッパ〜西アジアに広く分布しています。古くから薬草やハーブとして親しまれ、日本へは江戸時代に伝わったとされています。カモミールには大きく2種類あり、今回取り上げている一年草は「ジャーマン・カモマイル(カモミール)」と区別されることがあります。もう1分類は多年草で、こちらはローマン・カモミールなどと呼ばれます。

 

ペパーミントの概要

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科・属名:シソ科ハッカ属

種別:多年草

花色:薄紫

花期:7〜9月

原産:ヨーロッパ

別名:セイヨウハッカ、コショウハッカなど

花言葉:真心、心の暖かさ、永遠の爽快など

◎特徴:

シソ科の多年草で、スペアミントとウォーターミントの交雑種だと言われています。独特の香り(メントール)があり、香料としてもよく用いられています。同じ系統の品種としてハッカが挙げられますが、ハッカに比べると香り成分は少ないと言われています。

 

カモミール・ペパーミントはミントテロを引き起こすのか?

さて、今回購入したカモミールとペパーミントは「ミントテロ」の原因となり得るのでしょうか…?

 

まずはカモミールですが、こちらは一年草のため主に種によって数を増やします。そのため、植えっぱなしにしておくと雑草のように増える可能性こそありますが…地下茎はないため抜きやすく、ペパーミントに比べると管理しやすいと言えるのかもしれません。

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一方で気を付けなければならないのがペパーミントです。ペパーミントは多年草であることに加えて、地下茎によってその生育範囲を広げていきます。生命力も強いため一度増えてしまったら駆除が難しく、ミントテロの要因にも十分なり得ます
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そのため、ペパーミントは地植えではなく鉢やプランターで管理した方が良いとされています。とはいえ、気付かないうちにこぼれ種で増えていたり、鉢の底から根や地下茎を伸ばしている可能性もあります。鉢植えにしたからといって必ずしも安心とは言えないのですが、きちんと手入れすることでミントテロを事前に防ぐことができます。
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ちなみに…ペパーミント以上に気を付けなければならないのが、冒頭の関連記事でもご紹介したアップルミントです。↑の写真のようにペパーミントとアップルミントを混植した場合、放っておくといずれペパーミントが駆逐されてしまうのだとか。アップルミント恐るべしですね…。

 


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