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先日、チューリップやアイリスなどの秋植え球根を掘り上げたのですが、コルチカムの球根も併せて保管しておくことにしました。コルチカムの球根といえば、この特徴的な形ですよね。
特に下側の「出っ張り」が気になるのですが、この形には何か意味があるのでしょうか?
コルチカムの概要
科・属名:イヌサフラン科イヌサフラン属
種別:多年草(球根植物)
花色:ピンク、白、紫など
花期:9月〜10月
原産:地中海沿岸
別名:イヌサフラン、オータム・クロッカスなど
花言葉:永遠、永続、頑固、私の最良の日は過ぎた、危険な美しさ など多数
◎特徴:
別名のとおり、花の形がサフランやクロッカスに似ていますが、両者とは全く別の植物です。
原種は60種類ほどあり、開花時期はまちまちですが、秋に咲く品種が多いようです。秋に咲く特徴から、過ぎ去った夏の日々を惜しむ意味合いで「私の最良の日は過ぎた」という花言葉が付けられました。
▲サフランの花(参考)
◎コルチカムの概要は下記記事からの引用です
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球根の「出っ張り」の正体は?
ここで我が家のコルチカムに話を戻しますが、見事なまでに全て同じ形をしています。「球根の下側の出っ張り」はたまたまだと思っていたのですが、ここまで同じ形だと何か意味がありそうですね。
少し調べてみたことろ、この出っ張りは成長点であることがわかりました。もう少し言い換えると、この成長点で葉・花・根の元となる部分が形成されています。「キャベツの中心部分」といったら少しイメージしやすいでしょうか。つまり、植物の成長には欠かせないとても重要な部分です。
球根植え付け時の注意点
少し変わった形をしているコルチカムの球根ですが、土に植えて育てる場合はどのような向きで埋めれば良いのでしょうか?球根の出っ張り部分=成長点ということは、出っ張り部分を上にすれば良さそうに思えてしまいますが…実は全く逆です。
ここで冒頭に掲載した写真を改めて参照すると、出っ張りのある面からは根(黄丸の部分)、反対側からは茎や葉(緑丸の部分)が伸びていることがわかります。したがって、コルチカムの球根を植え付ける場合は出っ張り部分を下側にする必要があります。
また、出っ張り部分は大切な成長点ですので、誤って傷付けてしまわないよう気を付けましょう。
秋咲き種! コルチカム・バイトピオラム球根 1球