◎昨シーズンの記事はこちら
【定点観察】蕾から開花まで!タキイ種苗さまのアマリリス、遂に開花しました! - アタマの中は花畑
(昨シーズンのことになりますが)タキイ種苗さまのリツイート企画に当選し、アマリリスの球根を1球送っていただきました。花を楽しんだ後は庭で管理していたのですが、今年も見事な花を咲かせてくれました。
現在我が家ではアマリリスを地植えしているのですが、アマリリスの栽培にあたっては「地植えではなく鉢植えで管理した方が良い」とよく言われます。球根が大きいこともあり、広々した地植えの方が向いていそうな気もするのですが…そもそもなぜ鉢植えが推奨されるのでしょうか?
アマリリスの概要
科・属名:ヒガンバナ科ヒガンバナ属(ヒッペアストルム属)
種別:球根性多年草
花色:赤、桃、白など
花期:4〜6月(秋咲きの品種は10月)
原産:南米
別名:朱頂蘭(シュチョウラン)など
花言葉:誇り、おしゃべり、輝くばかりの美しさ
◎特徴:
ヒガンバナ科ヒガンバナ属(ヒッペアストルム属)に属する植物の総称です。アマリリスという名前は、ローマ神話に登場する羊飼いの少女からきているようです。原種は南米のホンアマリリスですが、現在では数多くの園芸品種が開発されています。
春になると、直径10〜15cmのとても大きな花を咲かせます。属名でもあるヒッペアストルムは、ギリシャ語で「馬のように大きい花」の意味を持ちます。
また、ヒガンバナ科に属しているとおり、球根にはヒガンバナと同じ有毒成分(リコリンなど)が含まれています。
◎アマリリスの概要は下記記事からの引用です
【当選】タキイ種苗さまのキャンペーンに当選しました! - アタマの中は花畑
アマリリスの定点観察
まずは、今シーズンの定点観察の結果をお送りします。昨シーズンに球根をいただいた際は開花促進処理が施されていたため2月上旬に開花しましたが、今シーズンは約4カ月遅れでの開花となりました。アマリリスの花期は通常4〜6月頃のため、本来の開花時期に戻ったといえそうです。
(※5月中旬頃まで蕾が出てこなかったため、今年は咲かないのか?と不安にはなりましたが…。)
◎5月24日撮影
◎6月2日撮影
◎6月5日撮影
◎6月9日撮影
◎6月10日撮影
アマリリスは鉢植えがおすすめ!?
ここでようやく本題に入りますが、アマリリスは地植えよりも鉢植えが推奨されています。その理由は温度管理の容易さにあるようです。
アマリリスは南米(熱帯地方)原産のため、寒さには比較的弱いと言われています。そのため、鉢植えにすることで冬場は室内で管理するなどの対応が取れるようになります。またアマリリスの植え替え適期は4〜5月頃ですが、冷え込む日は暖かい場所へ移動させることで、植え替え直後の生育を良くすることも可能です。
地植えでは開花しない!?
鉢植えでの管理が推奨されているアマリリスですが、地植えでも花を咲かせることは十分可能です。実際のところ、我が家(関東地方)では昨年春から花壇に植えっぱなしでしたが、無事に冬を越して開花しました。鉢植えだった昨シーズンと比べても、遜色ない花が咲いたように見えます。
▲今シーズンのアマリリス(地植え)
▲昨シーズンのアマリリス(鉢植え)
一方で、先程も触れたようにアマリリスは寒さに弱いため、地植えの際はその性質を考慮しておく必要があります。例えば、寒い地方では以下のような対応を取ると良さそうです。
・球根の植え替えは冬場を避け、春(または秋)に行うようにする
・球根を植えっぱなしにする場合、冬場は球根の上に落ち葉や腐葉土を被せておく
・冬場の冷え込みが厳しい場合は、秋のうちに球根を掘り上げ、冬の間は室内で休眠させる