実家から譲ってもらったコルチカムが開花しました!蕾が出始めてから、約2週間かけての開花でした。
▲9月13日撮影
▲9月19日撮影
▲9月23日撮影
▲9月25日撮影
▲9月26日撮影
こうして見ると、今回咲いたコルチカムだけではなく、後ろの様子も気になりますね。。。地面に這いつくばるように伸びているような…。
▲地面に這いつくばるコルチカム。無事開花してくれるでしょうか?
そんなコルチカムは「イヌサフラン」とも呼ばれます。花の形から、サフランと呼ばれることは何となく想像できますが…何故イヌと付けられたのでしょうか??
コルチカムの概要
種別:多年草(球根植物)
花色:ピンク、白、紫など
花期:9月〜10月
原産:地中海沿岸
別名:イヌサフラン、オータム・クロッカスなど
花言葉:永遠、永続、頑固、私の最良の日は過ぎた、危険な美しさ など多数
◎特徴:
別名のとおり、花の形がサフランやクロッカスに似ていますが、両者とは全く別の植物です。
原種は60種類ほどあり、開花時期はまちまちですが、秋に咲く品種が多いようです。秋に咲く特徴から、過ぎ去った夏の日々を惜しむ意味合いで「私の最良の日は過ぎた」という花言葉が付けられました。
▲サフラン。花の形はコルチカムに似ています
球根のままでも花が咲く!
今回は土に植えて育てていますが、コルチカムは球根のまま放っておいても開花することでも有名です。コルチカムは、球根に蓄えられた養分だけで花を咲かせることができます。花を咲かせるだけであれば土や水は不要なため、室内でも手軽に花が楽しめます。
しかし、翌年以降も花を楽しみたいのであれば、花が終わり次第すぐ土に植えるか、最初から土に植えておくことをおすすめします。一度植えてしまえば、植えっぱなしでも何年も開花してくれます。
コルチカムには毒がある?
コルチカムの球根や種にはコルヒチンという有毒物質が含まれています。誤って摂取してしまうと、下痢・嘔吐・知覚麻痺などを発症し、最悪の場合死に至ることもあります。特に、コルチカムの葉はギョウジャニンニクなどと間違われやすいため、死亡例も多くあります。
「危険な美しさ」という花言葉は、綺麗な花とは裏腹に毒を持つことから付けられたそうです。
そもそも何故「イヌ」なのか?
では、コルチカムはなぜ「イヌサフラン」と呼ばれるのでしょうか?それには、ここまでに説明した2点が深く関係しています。
- 花の形がサフランに似ている
- コルチカムには毒がある
花の形こそサフランに似ていますが、サフランが香辛料として広く使われるのに対して、コルチカムには毒があります。サフランに似ているが有用性はない、という意味合いからイヌサフランと呼ばれるようになったそうです。
イヌサフランの他にも「イヌ」と付く植物はたくさんありますが(イヌマキ、イヌタデなど)、その多くが「元の品種より劣る、有用性がない」などの意味で付けられています。犬好きの方からしたら、何とも言えない気分になりますね。。。
(※オオイヌノフグリなど、犬自体が由来となった種もあります)
おわりに
名前の由来こそ少し可愛そうなイメージがありますが、秋になればとても綺麗な花を咲かせてくれます。室内でも屋外でも、1度育ててみてはいかがでしょうか?