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今シーズンは虹色スミレ(種から栽培)とパンジー(ホームセンターで苗を購入)をそれぞれ育てており、4月頃を中心に花壇を賑わせてくれました。そして昨日からは7月に入ったわけなのですが、実はまだ同じ場所で咲き続けています。さすがにピークは過ぎてきましたが、撤去してしまうのが勿体ないくらいには花が付いています。
▲花壇のパンジー(6月下旬撮影)
昨年・一昨年はここまで咲き続けることもなかった気がするのですが、そもそもパンジーは夏でも開花するものなのでしょうか?
我が家のパンジー
まずは、現在のパンジーについてご紹介したいと思います。既に咲かなくなってしまった株もちらほらあるのですが、まだまだ大輪の花が咲き続けています。虫食いの葉や咲き終わった後の花殻・実が目立つものの、撤去してしまうには勿体ない見た目です。
(※写真は1週間ほど前に撮影したものです。今日撮れれば良かったのですが、土砂降りのためカメラを出す気になれませんでした。。。)
パンジー(ビオラ)の花期は?
かなり初期の記事で取り上げたことがありますが、パンジー(ビオラ)(※)の花期は10〜5月頃です。花期の長さも特徴の一つですが、通常は初夏に咲き終わってしまうようです。
※園芸の世界では、花の大きさを判別基準にパンジー・ビオラを使い分けていますが、厳密にはどちらも同じ品種です。
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パンジー(ビオラ)の夏越しは可能なのか?
パンジーはもともと暑さに弱いため、一般的な管理方法であれば日本の夏を乗り越えることはできません。しかしながら、管理次第では夏越しできる場合もあるようです。パンジーを夏越しさせるためには、以下のような管理を行う必要があるようです。
①日陰で管理する
これが大前提です。パンジーは暑さにとても弱いため、少しでも涼しい場所で管理するようにしましょう。
②風通しを良くする
日陰で管理していると株が腐ってしまうこともあります。そのため茎の切り戻しを行い、株の通気性を上げておくようにしましょう。
③余計な花は咲かせない
パンジーが暑さで弱っているタイミングに花や実を付けると、余計なエネルギーを消費し、さらに株を弱らせてしまいます。そのため、花は最小限にして楽しむのが良いでしょう。
④追肥・水やりの頻度を控える
夏の間はパンジーの活動も鈍くなっているため、追肥・水やりの頻度も控えましょう。水やりについては、葉がしおれかけたタイミングでたっぷり与えるのが良いようです。
なお、上記①〜④を全て行ったとしても、枯れる時は枯れてしまいます。そのため「パンジーが夏越ししたらラッキー」くらいの気持ちで気軽に育ててみるのが良いのかもしれません。
パンジーの夏越しは労力に見合わない!?
パンジーの夏越しにはそれなりの手間・労力がかかりますが…頑張って夏越しを行ったとしても、秋になれば安い苗が多く出回るようになります。加えて、種からでも比較的栽培しやすいため、夏越しはあまり労力に見合わないと言えるかもしれません。
我が家のパンジーについてもこのまま花壇に植え続けて枯れるのを待とうと思いますが、いつか夏越しに挑戦してみるのも面白そうです。「労力に見合わない」と書いてしまった夏越しですが、挑戦してみること自体はロマンに溢れている気がしています。
サカタのタネ パンジー よく咲くスミレ ミックス