アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

実は同じ品種だった!?パンジーとビオラの違いについて

花壇を華やかにするため、昨日パンジーを購入してきました。パンジーは色が豊富で花期も長いため、冬の花壇の心強い味方です。

 

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パンジーよりもやや小ぶりなビオラも同じく人気がありますが、パンジーとは何が違うのでしょうか?今回は、両者の違いについてご紹介したいと思います。

 

 

パンジーの概要

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科・属名:スミレ科スミレ属
種別:一年草(原産地では多年草扱い)
花色:紫、黄、白、橙、赤など多数
花期:10月〜5月
原産:ヨーロッパ
別名:三色菫(サンシキスミレ)

花言葉:もの思い、私を思ってなど
◎特徴:

丈夫で育てやすく、寒さにも強い初心者向けの花です。冬の間ずっと花を咲かせるため、寒い時期になるとあちこちの花壇で見かけます。花色はとても豊富で、緑〜青系統を除けばほぼ全ての色が揃っています。

 

パンジーは、19世紀に野生のスミレを交配させることによって誕生しました。その後品種改良によって種類を増やし、日本へと伝わりました。原産地のヨーロッパでは多年草として知られていますが、ヨーロッパより暑い日本では夏になると枯れてしまうため、一年草扱いされます。

 

品種によって花の大きさは異なりますが、小さいもので直径5cm程度、大きいものでは直径10cm以上にもなります。

 

ビオラの概要

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科・属名:スミレ科スミレ属
種別:一年草(原産地では多年草扱い)
花色:紫、黄、白、橙、赤など多数
花期:10月〜5月
原産:ヨーロッパ
別名:三色菫(サンシキスミレ)

花言葉:小さな幸福、あどけない恋、信頼など
◎特徴:

概要を見てのとおり、花言葉を除けばスミレと同じです。

ただ、花の大きさはパンジーよりも小さく、小さいもので直径2〜3cm程度、大きいものでも直径3〜4cm程度です。花が小さい分、パンジーよりも多くの花を咲かせます。

 

両者の違いは?

結論から言ってしまえば、パンジービオラは同じ品種です。園芸の世界において、便宜上使い分けられているだけで、どちらにも違いはありません。

 

園芸の世界では、花の大きさが判別基準になっています。一般的には、以下のように使い分けられているようです。

  • 花の直径が5cm以上:パンジー
  • 花の直径が5cm未満:ビオラ

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これまでを振り返ってみると、以下のような会話を多々してきましたが…(厳密に言うと)私の回答は間違っていたことになります。恥ずかしい限り。。。

友人「この花はパンジー?」

私「これはパンジーじゃなくてビオラ!」

 

パンジービオラの中間「パノラ」

パンジービオラの中間くらいの大きさの花を咲かせる「パノラ」という品種をご存知でしょうか?パノラは、パンジービオラの良いとこ取りをしたような品種です。(パンジーほどではないですが)花が大きく、ビオラのようにたくさんの花を咲かせます。

 

ただ、パンジービオラと混同されることも多く、あまり知られていないのが現状です。

※例えば、以下の区別がつけにくい

  • 小さい花のパンジー
  • 大きい花のビオラ
  • 中くらいの花のパノラ

 

おわりに

厳密には同じ品種のパンジービオラですが、花の大きさや開花数が少し異なります。花色や品種も多数ありますので、お庭に合った品種を見つけ、植えてみてはいかがでしょうか。

うまく育てれば来年の春まで楽しめますよ!