秋の訪れを感じる花の香りの一つとして挙げられるのがキンモクセイです。私が今年初めてキンモクセイの香りを感じたのは9月中旬のことだったのですが、その後花は散り、一旦は香りを感じなくなっていました。ところが最近になって再びキンモクセイの花を見かけるようになりました。
今まで気にかけたこともなかったのですが、キンモクセイは1年に2度開花する樹木なのでしょうか?
キンモクセイの概要
科・属名:モクセイ科モクセイ属
種別:常緑小高木
花色:橙
花期:9〜10月
原産:中国
別名:ケイカ(桂花)など
花言葉:謙虚、気高い人など
◎特徴:
秋にオレンジ色の花を咲かせることから、「キン」モクセイと呼ばれます。別名にケイカ(桂花)がありますが、日本では桂花=キンモクセイのイメージが強いです。
◎キンモクセイの概要は下記記事からの引用です
見た目はそっくり!キンモクセイとギンモクセイの違いについて - アタマの中は花畑
キンモクセイは2度開花するの?
キンモクセイは元々1年に1度だけ開花する樹木ですが、少なからず2度開花することもあります。2度開花する場合、1回目は9月頃、2回目は10月頃に咲くことが多いようです。
なお、2度開花するかどうかは個体によって決まっている訳ではありません。つまり、その年に2度開花したとしても、翌年以降は1度しか咲かないこともあります(※その逆パターンもあります)。
キンモクセイが2度開花するのはなぜ?
キンモクセイの花芽が分化(花芽の元となる部分が形成されること)するのはその年の夏頃なのですが、この時の気象条件によって1度のみ開花する場合と2度に分けて開花する場合に分岐するようです。地球温暖化の影響も少なからず受けており、この先は2度開花する木が増えるとも言われていますが…詳細なメカニズムはまだ明らかにされていません。
ということで、キンモクセイの開花条件はまだ謎に包まれたままですが、この謎が解明される日はいつか来るのでしょうか…?
キンモクセイ ( 金木犀 ) 15cmポット苗