アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【猿の腰掛】サルノコシカケはキノコの仲間なのか?

私の住む地域ではまだ梅雨が明けていませんが、時折真夏のように暑くなる日もあります。少し前まで桜が咲いていたかと思いきや、今ではもうセミ(ニイニイゼミ?)が鳴き始めています。通勤の際に公園の中を通るため、植物や虫の様子から季節の変化を感じ取ることができます。

 

その公園の中で、先日サルノコシカケらしきものを見つけました。その見た目から何となく「サルノコシカケはキノコの仲間」だと思っているのですが、本当にそうなのでしょうか。

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サルノコシカケの概要

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科名:サルノコシカケ科、キコブタケ科、マンネンタケ科

種別:菌類

花色:─

花期:─

出現時期:一年中

分布:世界各地

別名:胡孫眼(読み方はサルノコシカケ)など

花言葉:─

◎特徴:

サルノコシカケ科・キコブタケ科・マンネンタケ科に属する菌類(が形成する子実体)の一種で、厳密には「サルノコシカケ」という名の品種は存在しません(※)。その多くは半円状の見た目をしており、猿が座る椅子のよう見えることからその名が付けられました。

樹木だけではなく木造建築物に発生することも多く、園芸・造林・建築分野などで駆除対象になってしまうこともあります。

※本記事では、種の総称として便宜上「サルノコシカケ」と記載しています。

 

サルノコシカケはキノコの仲間なの?

キノコは「菌類が形成する大型の子実体(=胞子を作るための器官)の総称」と定義されています。そのため、菌類から形成されるサルノコシカケはキノコの仲間だと言えます。

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しかしながら、一般的なキノコとは子実体の硬さが大きく異なります。一般的なキノコは子実体が柔らかく、かさが開いてしばらく経過するとその姿を消してしまいます。一方でサルノコシカケの子実体は硬くて丈夫なため、一度形成されるとその姿のまま消えずに長持ちします。中には何年もかけて成長する多年生の品種も存在し、大きいものでは子実体の直径が50cmにも達します。

 

サルノコシカケは食べられるの?

一般的に「サルノコシカケ」と呼ばれる品種の中には、毒性を持つものは存在しないと言われています(※但し、サルノコシカケではない有毒の品種と見間違えることもあるため注意は必要です)。但し硬いため食用には向いておらず、生薬や薬用茶として利用されるケースの方が多いようです。

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例えばマンネンタケとも呼ばれる霊芝(レイシ)に関しては、免疫力向上、癌の予防・抑制、生活習慣病の予防・改善などに効果があります。多くの効能を持つ一方で個体数は少なく、高級品として取り扱われています。


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