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【都道府県の花#01】北海道の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第2回となる今回は、青森県の木と花について取り上げたいと思います。
青森県の木について
青森県の木は「ヒバ」です。ここでは、ヒバの概要についてもご紹介します。
科・属名:ヒノキ科アスナロ属
種別:常緑高木
花色:─(花弁なし)
花期:4月
原産:日本
別名:アスナロ、ヒノキアスナロなど
花言葉:永遠の憧れ、変わらない友情、不滅、芳香など
◎特徴:
日本固有の針葉樹で、ヒノキ科アスナロ属に属するアスナロと、その変種であるヒノキアスナロの2種を指しています。北海道〜九州にかけて広く分布していますが、特に青森県産のヒノキアスナロのことを「ヒバ」と呼ぶようです。材木としての性質は桧(ヒノキ)に似ており、腐りにくく耐久性があることから高級木材として扱われています。
なお、園芸用してもお馴染みの「ニオイヒバ」とも名前が似ていますが、こちらはヒノキ科クロベ科に属するため厳密には異なる樹木です。
▲ニオイヒバ(参考)
青森県の花について
続いて、青森県の花は「りんご」です。こちらも、りんごの概要についてご紹介します。
科・属名:バラ科リンゴ属
種別:落葉高木
花色:白、薄桃
花期:4〜5月
原産:中央アジア〜西アジア
別名:セイヨウリンゴ(西洋林檎)など
花言葉:優先、好み、選択など
◎特徴:
中央アジア〜西アジアの寒冷地を原産とする落葉高木で、世界中で約15,000品種が栽培されています。現在主に食べられているのはセイヨウリンゴと呼ばれる品種で、日本へは明治時代初期に渡来しました(※これに対して、平安時代に中国から渡来した品種を和リンゴと呼びます。こちらはセイヨウリンゴに比べて果実が小さく、食用にはあまり向いていないようです)。日本でもよく食べられており、果物別での国内消費量はバナナに次いで第2位です。
青森県の木・花の由来は?
青森県の木としてヒバ、青森県の花としてりんごが選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。
◎ヒバ
・青森県民の投票により、昭和41年11月15日に制定された(ヒバのほか、りんごやアオモリトドマツが候補だった)。青森県を代表する針葉樹で、厳しい風雪にも耐え、たくましい生命力を持つことが由来。
◎りんご
・青森県政100年を記念して、昭和46年9月23日に制定された。全国1位の生産量を誇り、春に開花する白い花が県民に親しまれていることが由来。
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