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【パンノキ】小麦粉でできたパン(Bread)とは何か関係があるの? - アタマの中は花畑
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【パンノキ】小麦粉でできたパン(Bread)とは何か関係があるの? - アタマの中は花畑
今回も、ハワイ旅行中に見かけた植物に関するご紹介です。「旅行中に最も多く見かけた植物は?」と聞かれたら恐らくココヤシと答えますが、「ではその次は?」と聞かれたらハイビスカスやプルメリアが候補に挙がりそうです。ハイビスカスに関しては初期の記事で取り上げたことがあるため、今回はプルメリアに焦点を当ててみたいと思います。
▲ハイビスカス
▲プルメリア
◎ハイビスカスの概要についてはこちら
ハイビスカス・フヨウ・ムクゲって実は同じ!?〜似ている花にご用心〜 - アタマの中は花畑
プルメリアもまた南国を代表する植物で、私も本ブログのプロフィール写真に起用するくらいは好きな花の1つです。先程挙げたハイビスカスに関しては我が家でも育てているのですが、プルメリアも同様に日本で楽しむことはできるのでしょうか?
▲現在のプロフィール写真(参考)
プルメリアの概要
科・属名:キョウチクトウ科インドソケイ属(プルメリア属)
種別:常緑小高木
花色:白、黄、赤、ピンク、複色
花期:一年中(※原産地の場合)
原産:中南米、西インド諸島
別名:テンプル・ツリー、フランジパニ、インドソケイなど
花言葉:気品、恵まれた人、日だまりなど
◎特徴:
キョウチクトウ科インドソケイ属に属する植物の総称で、中南米や西インド諸島を原産としています。現在では熱帯地域を中心を多く植えられ、寺院でも多く見かけることからテンプル・ツリー(Temple Tree)と呼ばれることもあります。品種数は200〜300とも言われ、日本でも人気のある樹木ですが、茎や葉を中心に毒性があるため注意が必要です(※)。
※毒性が強いのは茎や葉を切った際に出る白い樹液の部分であり、道端に落ちている花に関してはそれほど毒性は強くないようです。但し毒性を全く持たない訳ではないため、口に入れるのは控えるようにしましょう。
日本でも育てられるの?
結論から言ってしまえば、日本でもプルメリアの栽培は可能です。但しプルメリアは寒さにとても弱いため、気温が低下する冬季は室内で管理する必要があります(※)。
※プルメリアはおおよそ15℃を下回ると休眠状態に入りますが、5℃程度までは耐えられるようです。そのため沖縄地方では地植えも可能ですが、それ以外の地方では鉢植えで管理した方が良いされています。どうしても地植えで楽しみたい場合は、冬季のみ鉢上げして室内へ移動させれば実現可能かもしれません。
なお、日本でプルメリアを栽培する際には以下の違いに留意する必要があります。休眠状態に入る冬季は葉が落ちてしまいますが、翌春に再び芽吹くため心配は要りません。
◎熱帯地域の場合
・一年を通じて葉を茂らせている
・一年中開花する
◎日本の場合(南西諸島を除く)
・気温が低下する冬季は落葉する
・主に6〜10月頃のみ開花する
お土産のプルメリアは日本へ持ち込めるの?
ハワイ観光の際、プルメリアの枝が販売されているのをよく見かけました。海外から日本へ植物を持ち込こうとすると検疫に引っかかってしまうイメージですが、お土産のプルメリアは日本へ持ち込んでも問題ないものなのでしょうか?
ということで農林水産省のホームページを参照したところ、どうやら「日本向けの検査証明書が添付された商品に限り、日本への持ち込みが可能」ということのようです(※)。ハワイには日本にはいない害虫(ミカンクロトゲコナジラミ)が生息しており、寄生の恐れがあるプルメリアの苗・穂木の持ち込みが制限されています。直近では平成29年5月24日に制度が見直され、検査証明書が添付されていない商品は一切日本へ持ち込めなくなりました。
※本記事投稿日時点の情報であり、今後さらに見直される可能性もあります。購入を検討される際は最新の情報をご参照ください。
◎農林水産省のページはこちら
ハワイ諸島・東南アジア等へ旅行される方へ(プルメリア苗・穂木):植物防疫所
検査証明書が添付された商品であればハワイで購入するのもありですが、心配な場合は日本の店舗で販売されている苗を購入した方が無難かもしれないですね。
◎次回の記事はこちら
(間もなく更新予定)
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