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【総集編】実生芝生(TM9)の成長記録〜種まきから地植えまで〜 - アタマの中は花畑
以前の記事の中で、省管理型高麗芝(TM9)の実生株についてご紹介しました。種を採取したのは2021年夏のことで、それから約1年半後にポットから庭の片隅へ植え替えました。発芽直後はその辺の雑草と見分けがつきませんでしたが、1年半も経過するとかなり芝生らしい見た目まで成長するものなんですね。
▲庭の片隅に植え替えた実生芝生(TM9)
今回は、そんな実生芝生のその後についてご紹介したいと思います。自宅で採取した種をそのまままいて育てても「芝生マット」を作り出すことはできるのでしょうか…?
定植から5カ月経過…
庭の片隅へ植え替えたのが2023年4月だったため、それから約5カ月が経過したことになります。ちょうど赤丸で示した位置に実生株を定植したのですが、現在では地面が見えないほど葉に覆い尽くされていることがわかります。
元々張っていた芝生マット(赤丸の周辺部分)と比べると草丈の差こそありますが、十分に遜色ない見た目をしているのではないでしょうか。種まきから2年ほどを要したものの、自宅で採取した種からこうして「芝生マット」を作り出すことができました(※)。
※種から育てた場合、必ずしも親株と同じ性質になるとは限らない(=品質が落ちる可能性がある)点だけは注意が必要です。
家庭菜園からも実生株を採取!
我が家の庭と家庭菜園は隣接しているため、庭に張っているTM9の種が飛び、家庭菜園内でしばしば発芽することがあります。敢えて抜かずにそのまま放置していたところ、こちらもランナー(匍匐茎)が伸びて芝生らしい見た目になってきました。
ただ、このままだと家庭菜園の方が芝生に覆われてしまいそうなので…このタイミングで庭へ植え替えてみることにしました。なお芝張りの適期は3〜5月頃と言われていますが、9〜10月頃でも植え替え自体は可能なようです。11月以降に行うと根付く前に冬の休眠期に入ってしまうため、秋に植え替える場合はできるだけ気温の高い時期に行うことがおすすめです。
TM9の株自体は、移植ゴテ(ガーデンスコップ)でも簡単に掘り起こすことができました。(普段の草取りとは異なり)今回は植え替えが目的なので、抜いた株は丁重に取り扱います。
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1つ1つの株は小さいものの、家庭菜園中からこれだけの実生株を集めることができました。これこそ正に「ちりも積もれば山となる」ですね。
庭への植え替え完了!
こうして集めた実生株は、その日のうちに庭の片隅へ植え替えました。お世辞にも日当たりの良い場所とは言えないのですが…こんな場所でも「芝生マット」を作り出せるかどうか、楽しみに観察してみたいと思います。まだまだ実生株があるかもしれないので、見つけ次第全てここへ集約させるつもりです。
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