◎関連記事はこちら
【芝張り】お手入れ簡単なTM9を庭に張ってみました!〜TM9のメリット・デメリットは?〜 - アタマの中は花畑
2020年の春、息子達の遊びスペース確保も兼ねてTM9(ティーエムナイン)と呼ばれる省管理型高麗芝を庭の一角に張りました。初期費用はそこそこかかったものの、当初の触れ込み通り年1回程度の芝刈りで済んでおりとても助かっています。
そんなTM9ですが、2021年夏に種を採取することができたため試しに育ててみることにしました。その様子は本ブログでも不定期にお知らせしてきましたが、先日ようやく地植えまで済ませることができました。ということで、今回は実生芝生(TM9)の総集編をお送りしたいと思います。
- 種の採取〜種まき(2021年8月)
- 発芽を確認!(2021年9月)
- 親株とは性質の異なる子株出現!?(2021年9月)
- 初めての冬越し成功!(2022年5月)
- 日向と日陰で育ち方が違う?(2022年7月)
- ランナー(匍匐茎)を確認!(2022年8月)
- いよいよ地植え!(2023年4月)
種の採取〜種まき(2021年8月)
TM9の種を初めて確認したのは2021年6月のことでした。息子達と庭遊びをしていた際にたまたま見つけたため、試しに収穫してみることにしました。花穂1本あたりから採れる種はとても少ないものの、周辺一帯からかき集めたらそれなりの量になりました。
そして約2カ月後となる8月、採取した種をポットにまいてみました(※ただ単に種の存在を忘れていたため、採取から間隔が空いてしまいました)。
◎関連記事はこちら
【TM9】芝生の種を収穫!まいたら芽は出るのでしょうか…? - アタマの中は花畑
発芽を確認!(2021年9月)
種まきから2週間ほどで発芽を確認しました。イネ科の植物ということもあり、見た目は稲の発芽にそっくりでした。
◎関連記事はこちら
【TM9】芝生の種を収穫!まいたら芽は…出ました! - アタマの中は花畑
親株とは性質の異なる子株出現!?(2021年9月)
種まきから1カ月半ほどで葉が2〜3枚に増えました。今のところ順調に成長しているように見えますが、この辺りで成長具合の異なる株が混ざっていることに気付きました。例えば赤枠で囲った株は草丈が高く、TM9らしからぬ見た目をしていることがわかります。どうやら「TM9の種をまいて育てた場合、必ずしも親と同じ性質のTM9になるとは限らない」ということらしいので、赤枠の株に関してはその性質が表れてしまったのかもしれません。
◎関連記事はこちら
【TM9】種まきから1カ月強が経過…親株とは異なる性質の子株が出現!? - アタマの中は花畑
初めての冬越し成功!(2022年5月)
冬の間は葉が赤みを帯びた茶色に変色していましたが、4月に入った頃から徐々に新しい葉が伸び始め、初めての冬越しは無事に成功しました。ただ冬の間は成長を止めていたようで、前年9月段階からあまり見た目は変わっていませんでした。
◎関連記事はこちら
【TM9】種まきから8カ月半、実生芝生の現在の様子は? - アタマの中は花畑
日向と日陰で育ち方が違う?(2022年7月)
草丈ばかりが成長し、遂に10cmの大台が見えるところまできました。ここまでヒョロヒョロしてしまうとTM9の面影は全くなく、野芝やその他の雑草のように見えてしまいます。
「きっと実生だからうまく成長しないんだろうな…」と諦めかけていたところ、家庭菜園の一角で同じく実生と思われるTM9を発見しました。日当たりの良い場所で育ったこちらの株は草丈が抑えられ、親株そっくりの性質であることがわかります。
ここでふと気付いたのですが…ポットで育てているTM9がヒョロヒョロしているのは、単に日照不足だったからかもしれません。ということで、ポットを日当たりの良い場所に移して管理してみることにしました。果たしてこれで草丈は抑えられるでしょうか…?
◎関連記事はこちら
【TM9】種まきから1年弱が経過…日向と日陰で育ち方も違う!? - アタマの中は花畑
ランナー(匍匐茎)を確認!(2022年8月)
ポットを日当たりの良い場所に移してから半月ほどで、さっそくその効果が現れ始めました。新しく伸びた葉は総じて短く、元々蔓延っていた長い葉から生え変わろうとしていました。つまり日照不足がそもそもの原因であり、実生栽培自体はきちんと成功していたことになります。
またこの夏で株が一気に成長し、遂にランナー(匍匐茎)を確認することができました。ランナーが伸び始めると一気に芝生らしくなりますね。
◎関連記事はこちら
【TM9】種まきから1年でランナー(匍匐茎)を確認!日向に移して徒長も解消!? - アタマの中は花畑
いよいよ地植え!(2023年4月)
前回の記事からかなり間隔が開いてしまったのですが、2度目の冬を無事乗り越えたところでいよいよ庭に地植えしてみることにしました。冬の水やりを怠ったせいで元気に生き残ったポットは1つのみになってしまいましたが、その見た目は芝生マットそのものです。
前年夏に見られた長い葉は全て生え変わり、草丈は2cm程度に抑えられていました。またポットの側面にはランナーや根が張り巡らされており、順調に成長していることが伺えます。
ちょうど日当たりの良い空きスペースがあったため、今回育てた株を植え付けてみました。ポットから広い場所に植え替えたことで、この先はさらに勢い良く成長してくれる…はずです。
無事に地植えできたということで、約1年半にわたってお送りしてきた「実生芝生シリーズ」は今回をもって一区切りとします。改めて振り返ってみると、我が子の成長を見守っているようでなかなか感慨深いものがありますね。