◎前回の記事はこちら(#14神奈川県)
【都道府県の花#14】神奈川県の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第15回となる今回は、新潟県の木と花について取り上げたいと思います。
新潟県の木について
新潟県の木は「ユキツバキ」です。ここでは、ユキツバキの概要についてもご紹介します。
科・属名:ツバキ科ツバキ属
種別:常緑低木
花色:濃紅色
花期:4〜5月
原産:日本
別名:オクツバキ、サルイワツバキ、ハイツバキなど
花言葉:変わらない愛など
◎特徴:
日本原産の常緑低木で、主に東北〜北陸地方の日本海側に分布しています。日本原産のツバキとしては他にヤブツバキが挙げられますが、ユキツバキはヤブツバキの亜種にあたり、豪雪地帯に適応するため進化したとされています。ヤブツバキに比べて、ユキツバキには「樹高が低い」「開花の際に花弁が開く」「雄しべの付け根部分が黄色い」「葉脈が半透明」「葉の表面に細かな毛が生えている」などの特徴があります。
▲ヤブツバキ(参考)
新潟県の花について
続いて、新潟県の花は「チューリップ」です。こちらも、チューリップの概要についてご紹介します。
科・属名:ユリ科チューリップ属
種別:多年草(球根植物)
花色:赤、橙、黄、ピンク、白、紫、黒など
花期:3〜5月
原産:地中海沿岸〜中央アジア
別名:鬱金香(ウコンコウ)、ラーレなど
花言葉:博愛、思いやりなど
◎特徴:
地中海沿岸〜中央アジアを原産とする多年草で、トルコやオランダを中心に品種改良が進められました。花色や咲き方は多様で、現在では数千種類もの園芸品種が流通しています。但し青色系統の花は実現がとても難しく、品種改良が盛んに行われています。
日本でも球根の生産は行われており、水が豊富で原産地の気候に近い富山県が主要な生産地になっています。生産にあたっては球根ではなく種から育てることも可能ですが、種まき〜開花までに5年以上を要するとされています。
また全草に有毒成分(ツリピン)を含み、摂取すると下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。
◎チューリップの概要は下記記事からの引用です
【雑談】原種系チューリップについて〜一般的なチューリップとの違いは?〜 - アタマの中は花畑
新潟県の木・花の由来は?
新潟県の木としてユキツバキ、新潟県の花としてチューリップが選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。
◎ユキツバキ
・昭和40年に実施された「県木選定運動」の中で新潟県の木に選ばれ、昭和41年8月27日に正式に制定された。雪の中でも青々とした葉を保ち、雪解けとともに美しい花を咲かせる様子が県民性を象徴していることなどに由来。
◎チューリップ
・昭和28年にNHKが実施した「郷土の花」事業の公募で候補に挙がり、昭和38年8月23日に正式に制定された。新潟県長岡市(旧三島郡越路町)でチューリップの栽培が始まり、その後新潟市(旧新津し)で商業生産が本格化したことなどに由来。
◎次回の記事はこちら(#16富山県)
【都道府県の花#16】富山県の木・花について - アタマの中は花畑
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