◎前回の記事はこちら(#13東京都)
【都道府県の花#13】東京都の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第14回となる今回は、神奈川県の木と花について取り上げたいと思います。
神奈川県の木について
神奈川県の木は、東京都と同じく「イチョウ」です。ということで、イチョウの概要について当時の記事より再掲します。
科・属名:イチョウ科イチョウ属
種別:落葉高木
花色:─(花弁なし)
花期:3〜5月
原産:中国
別名:銀杏など
花言葉:荘厳、長寿、鎮魂など
◎特徴:
現存する最古の樹とされ、ペルム紀(約2.5〜3億年前)からほとんど姿を変えていないことから「生きた化石」と呼ばれることもあります。野生種は絶滅危惧種(野生絶滅危惧種)に指定されていますが、園芸種は街路樹などとして広く親しまれています。なお、日本国内に植えられている街路樹の中で最も本数が多いのはイチョウなのだそうです。
雌雄別株(雌株と雄株がそれぞれ存在する)の性質を持つため、木によって実をつけるもの(雌株)とつけないもの(雄株)があります。雌株につく実(種子)は、銀杏として食用にされます。
◎イチョウの概要は下記記事からの引用です
イチョウは針葉樹だった!?〜針葉樹と広葉樹の違いとは?〜 - アタマの中は花畑
神奈川県の花について
続いて、神奈川県の花は「ヤマユリ」です。こちらも、ヤマユリの概要についてご紹介します。
科・属名:ユリ科ユリ属
種別:多年草
花色:白
花期:7月
原産:日本
別名:リョウリユリなど
花言葉:荘厳、威厳、純潔など
◎特徴:
日本原産の多年草で、近畿地方以北の本州に分布しています(但し北陸地方を除く)。山野に自生することからその名が付けられ、花の直径が15〜20cm程度と大きいことから「ユリの女王」と呼ばれることもあります。自生地によって呼び名が変わることでも知られ、代表的なものとしてはハコネユリ(神奈川県・箱根百合)、ヨシノユリ(奈良県・吉野百合)、エイザンユリ(京都府・叡山百合)、鳳来寺ユリ(愛知県・鳳来寺百合)などが挙げられます。
神奈川県の木・花の由来は?
神奈川県の木としてイチョウ、神奈川県の花としてヤマユリが選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。
◎イチョウ
・ヤマザクラ、ケヤキ、シラカシとともに候補に挙がり、昭和41年11月の県民投票により正式に制定された。神奈川県の気候風土に適し、県内各所の神社・寺院の境内に植えられていたことが由来。
◎ヤマユリ
・昭和26年1月の県民投票により正式に制定された。県内各地に自生し、気品に満ちた美しい花が県民に愛されてきたことが由来。
◎次回の記事はこちら(#15新潟県)
【都道府県の花#15】新潟県の木・花について - アタマの中は花畑