ハーブ類は自宅で手軽に育てられる植物の一つですが、使い切れずに余らせてしまうことがしばしばあります。そんな時、ドライハーブに加工しておけば余らせていた葉を有効活用することができます。
今回は、我が家の庭に生えていたディルを活用し、ドライハーブを作ってみたのでご紹介したいと思います。
ディルの概要
まずは、今回取り上げるディルの概要についてまとめておきます。
科・属名:セリ科イノンド属
種別:一年草または二年草
花色:黄
花期:5〜7月
原産:南ヨーロッパ、西アジア
別名:イノンド、ジイラ、ヒメウイキョウなど
花言葉:知恵
◎特徴:
甘味のある香りが特徴のハーブで、主に葉(ディルウィード)と種(ディルシード)を食用とします。ディルウィードは魚料理などに、ディルシードはカレーやピクルスなどによく用いられます。
なお、セリ科イノンド属に属する植物はディルのみです。
余ったディルを有効活用!
今日は一日中雨が降っていたのですが、(花壇の見た目があまりにも宜しくなかったため)少しだけ花壇をいじっていました。その際、伸びすぎてしまったディルの株を何本か抜き取ることにしました。抜き取ったディルがこちら。
既に花が咲いている株もちらほら見受けられました。本来の私であればそのまま処分してしまうのですが…今回は使えそうな葉(ディルウィード)を活用し、ドライハーブに加工してみることにしました。
余った葉が有効活用でき、かつ処分する葉が少なくなるため一石二鳥ですね。
電子レンジを使ったドライハーブの作り方
ドライハーブの作り方といえば風通しの良いところで乾燥させるのが一般的です。ですが現在は梅雨真っ只中のため、今回は電子レンジを活用した方法をご紹介します。
電子レンジを活用したドライハーブの作り方については、以前イタリアンパセリでも試したことがあります(下記記事参照)。今回はその時とほぼ同じ方法ですが、改めてご紹介することにします。慣れてくれば10分ほどでできますよ!
【イタリアンパセリ】電子レンジがあればすぐできる!ドライパセリの作り方 - アタマの中は花畑
まず、摘み取ったディルの葉をよく洗います。今回使用したディルはザル1杯分程度でした。
洗い終わったら太めの茎を取り除いておきます。(※茎をそのまま残しても問題ありませんが、乾燥にやや時間を要します)
残した葉の部分は、綺麗なタオルなどで水分をよく拭き取っておきます。綺麗に拭き取っておけば、乾燥に要する時間を短縮することができます。
続いて、耐熱性のある平皿の上にキッチンペーパーを1枚敷き、その上に水分を拭き取ったディルの葉を広げます。
その上にキッチンペーパーを1枚乗せ、600Wの電子レンジで2分加熱します。
2分加熱したディルがこちら。ディルから出た水分でキッチンペーパーが濡れ、ディル自体は蒸し野菜のようになっています。
キッチンペーパーがビショビショになっている場合は新しいものに取り替えます。その後は30秒加熱→葉をかき混ぜる→30秒加熱…を繰り返します。この際、加熱のし過ぎで葉を焦がしてしまわないよう気を付けましょう。
数回加熱したディルがこちら。水分が完全に抜け、カリカリになっていれば加熱は完了です。
あとは好きなサイズに葉を砕き、保存容器に入れれば完成です。ここまで葉が乾燥できていれば、手で軽く握っただけで粉々に砕くことができます。
小瓶に詰めたドライハーブ(ドライディル)がこちら。長期保存する場合は、食品用の乾燥剤を一緒に入れておくことをおすすめします。
おわりに
今回は、電子レンジを活用したドライハーブの作り方をご紹介しました。電子レンジを活用するため、ジメジメした季節でも手軽に作れるのがポイントです。
自宅で余らせているハーブがあれば、是非一度試してみてはいかがでしょうか?