先日出掛けた際、こんな花が咲いているのを見かけました。
何かを磨くブラシのように見えるこの花ですが、名前は「ブラシノキ」なのだそうです。見たまんまの名前で、私も初めて知った時はさすがに冗談じゃないか…?と思ってしまいました。今日はそんなブラシノキについて少しご紹介したいと思います。
ブラシノキの概要
科・属名:フトモモ科ブラシノキ属
種別:常緑小高木
花色:赤、ピンク、白など
花期:5〜6月(四季咲き種もあり)
原産:オーストラリア
別名:カリステモン、ハナマキ(花槇)、キンポウジュ(金宝樹)など
花言葉:はかない恋、恋の炎、素直な気持ちなど
◎特徴:
オーストラリア〜ニューカレドニア原産の常緑小高木で、寒さにやや弱いことを除けばとても丈夫で育てやすいです。花色は赤が一般的ですが、ピンクや白の花を咲かせる品種もあります。
見た目はブラシそっくり!
冒頭でも少し触れましたが、ブラシノキの特徴と言えばなんと言っても花の見た目です。枝元にある花から伸びる雄しべはボトルブラシを連想させ、英名でもボトルブラッシュと呼ばれます。初めて知った時はまだ学生だったため、当時の私は試験管ブラシを真っ先に思い浮かべましたが。。。
▲ブラシノキの花
▲ボトルブラシ
虫の卵そっくりな実?
ブラシノキといえばその花の見た目ばかりが注目されますが、実の形もかなり特徴的です。枝に沿って花を咲かせる特性上、実も枝に沿ってびっしりと張り付いて大きくなります。その見た目は虫の卵のようで、思わず駆除しようと思ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
▲ブラシノキの実(写真右上)
また、ブラシノキの実は5年以上も枝に貼り付いていることがあり、発芽能力も維持されるそうです。一体なぜそのような性質を持つようになったのでしょうか。
その答えは原産地であるオーストラリアの気候条件にあります。乾季にあたる夏は山火事が発生しやすく、ブラシノキが被害に遭うこともしばしばあります。そんな時、枝に付いていた実(種)を弾き飛ばすことで、山火事の後に一早く子孫を繁栄させることができるのだそうです。
花や実の形が変わった植物はたくさんありますが、そのそれぞれに相応の理由があるのでしょうね。
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