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【秋冬野菜】畑への植え付け完了!〜秋冬野菜の栽培は虫との戦いです〜 - アタマの中は花畑
家庭菜園への植え付けから1カ月が経過し、我が家の白菜もかなり葉が大きくなってきました。これまでは地面を這うように葉が伸びていましたが、最近になり葉が立ち上がるようになってきました。昨年は植え付けが遅かったために結球しなかった白菜ですが、今年こそ結球してくれるのでしょうか…?
白菜の葉に立体感が!?
植え付け後は葉の大きさも枚数も順調に成長していたのですが、10月上旬頃までは地面を這うように葉が伸びていました。言うならば、冬場によく見かける「ロゼット」のような状態でした。
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【ロゼット】植物がロゼットを形成するのは何故?実は様々な戦略が関係していた!? - アタマの中は花畑
ところが、10月中旬に差し掛かった頃から葉が徐々に上を向くようになってきました。これまでは2Dだった白菜が、突如3Dに変わったようなイメージです。(※イメージがわかりにくかったらすみません。。。)
◎10月10日撮影
◎10月20日撮影
白菜の結球の目安は?
葉が立体的になってきたということは、待ちに待った結球が始まるのかもしれません。昨年は見事に失敗したため、今年こそは結球して欲しいものです。
ここで、白菜の結球が始まる目安について触れておこうと思います。種まきから結球開始までの日数は品種によって異なる(1カ月半程度の極早生種から2カ月以上かかる晩成種までさまざま)ため一概には言えませんが、目安となる指標は2つほどあります。
①葉の枚数
白菜が結球を始めるためには、外葉(≒地面を這うように伸びる葉)の枚数が15〜20枚程度まで増えている必要があります。後述する気温となる季節までに外葉が増えない場合、結球は難しいと考えた方が良いようです。
②気温
もう1つのポイントとなるのが気温です。白菜の結球適温は15℃前後と言われており、この時期までに外葉の枚数を十分に増やしておく必要があります。
こうしてまとめてみると、白菜の栽培はなかなかシビアであることがわかりますね。。。
暑過ぎても寒過ぎてもダメ!?
ここまでの内容で、白菜の栽培には葉の枚数と気温がキーになることがわかりました。特に気温については非常にシビアで、暑過ぎても寒過ぎてもダメと言われてしまうほどです。
仮に種まきが早過ぎる(=暑過ぎる)場合は、害虫の活動がまだ活発な頃に生育期を迎えるため、食害に遭いやすく管理が難しいとされています。一方で種まきが遅過ぎる(=寒過ぎる)場合は、結球適温である15℃を迎えるまでに外葉の枚数を十分に増やすことができません。その結果、昨年私が育てた白菜のように、結球することなく終わってしまうものが多いようです。
このような背景から白菜の種まき適期は非常に短く、温暖地であれば8月中旬〜遅くとも9月上旬には種まきを完了させておく必要があります。結球開始までの栽培条件は非常にシビアですが、一旦結球を始めてしまえば以降の管理は比較的楽なようです。
我が家の白菜にも早く結球を始めてもらい、私を安心させて欲しいものです。。。
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