アタマの中は花畑

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八ツ頭(ヤツガシラ)とは一体何者?〜里芋との違いや込められた願いについて〜

今回は正月らしい話題で失礼いたします。

毎年年末年始になると「ハツ頭」と呼ばれる野菜を店頭で見かけるようになりますよね。見た目は大きな里芋のように見えるのですが、そもそも八ツ頭とは一体何者なのでしょうか?

 

そこで本記事では、八ツ頭と里芋の違いや、八ツ頭に込められた願いについて少しだけご紹介したいと思います。

 

 

八ツ頭とは?

八ツ頭(ヤツガシラ)とは里芋の一種で、親芋と小芋が分球せずに1つの塊のようになっている点が特徴です。頭が八つ集まったような見た目をしていることから「ハツ頭」と名付けられたようです。縁起物としても知られており、正月料理などにもよく用いられています。

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里芋との違いは?

八ツ頭は里芋の一種であるため、広い意味では「八ツ頭と里芋は同じもの」です。ただ、厳密には以下のような違いがあります。

・八ツ頭は親芋と小芋が分球しないが、里芋は親芋と小芋が分球する

・八ツ頭はホクホクした食感が特徴だが、里芋はねっとりした食感が特徴でた?

・八ツ頭は関東地方を中心に栽培されているが、里芋は全国で栽培されている

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八ツ頭が正月料理に欠かせないのはなぜ?

冒頭でも少し触れましたが、八ツ頭は縁起物として知られており、正月料理の材料としても重宝されています。八ツ頭には以下のような願いが込められており、いずれも縁起物として扱われる理由にもなっています。

①八ツ頭の「八」が末広がりを象徴する点

②1つの種芋からたくさんの芋に増える様子が子孫繁栄を象徴する点

③八つ頭の「頭」が人の頭に立つ(=トップに立つ)ことを象徴する点

 

先日取り上げたウラジロにも共通しますが、正月に用いられる植物には相応の願いが込められているんですね。昨年はコロナウイルスの影響で自粛ばかりの1年でしたが、今年はもっと良いことがありますように…!

 

◎ウラジロについてはこちら

【ウラジロ】正月飾りにウラジロ(裏白)が使われるようになったのはなぜ? - アタマの中は花畑