今日から新しい年度に入り、長男は年少クラスに進級しました(次男は来年入園予定)。まさかこんなに早く「お子さんは何歳ですか?」→「上の子は年少です」と答える日が来るとは思いもしませんでした。早速話題が逸れてしまいましたが、本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年度最初の記事は少しマニアックな話題で失礼いたします。今回取り上げるのは…先日道端で見つけたこちらの野草。名前はムラサキサギゴケと言います。
(2022/5/11追記)
冒頭に掲載した↑の写真、正しくはツタバウンランと呼ばれる植物でした。keteyrocheさま、ご指摘いただきありがとうございますm(_ _)m
正しいムラサキサギゴケはこちらになります。
小さい頃「この手の花を咲かせる野草は全てムラサキサギゴケ」だと思い込んでいたのですが、大人になってからよく似た見た目の花が何種類も存在することを知りました。その代表格がトキワハゼと呼ばれる野草なのですが、ムラサキサギゴケとの見分けがかなり難しいとされています。私自身も少し混同している節があるため、ムラサキサギゴケとトキワハゼの違いについて少し整理してみることにしました。
ムラサキサギゴケの概要
科・属名:ハエドクソウ科サギゴケ属
種別:多年草
花色:紫、白など
花期:3〜5月
原産:日本、中国、朝鮮半島
別名:サギゴケなど
花言葉:想いを募らせないで、忍耐強いなど
◎特徴:
日当たりのよい平地などに広く分布しており、3〜5月頃に紫色の小さな花を咲かせます。白い花を咲かせる変種も存在し、サギゴケ(シロバナサギゴケ)と呼び分けられることもあります。
ムラサキサギゴケはハエドクソウ科に属していますが、毒性があるかどうかは明らかになっていません。毒性があるような話を聞いたことはないのですが、むやみに食べない方が無難かと思います。
トキワハゼの概要
科・属名:ハエドクソウ科サギゴケ属
種別:一年草
花色:薄紫
花期:4〜11月
原産:日本、中国、朝鮮半島
別名:ナツハゼなど
花言葉:いつもと変わらぬ心など
◎特徴:
ムラサキサギゴケと同様、日当たりの良い平地などに広く分布しています。一年草ですが花期は非常に長く、同様に葉も年中見かけることができます。トキワハゼという名前は常に葉が生えている性質(常盤)や、種が爆ぜるように飛ぶ性質(爆ぜ)から付けられたとされています。
ムラサキサギゴケとトキワハゼの違い・見分け方は?
両者の概要について触れたところで、続いてはムラサキサギゴケとトキワハゼの違いについてまとめてみたいと思います。両者を並べたとしてもパッと見での判別はかなり難しい(と私は思っている)のですが、それぞれ以下のような特徴があります。比較的見分けが付きやすいのは匍匐枝の有無ではないかと思います。
◎ムラサキサギゴケの特徴
・トキワハゼに比べて花が大きく、花色はやや濃い紫色をしている
・花期が短く、春(3〜5月頃)以外はほとんど見かけない
・多年草のため、毎年同じ場所で花を咲かせる
・匍匐枝(イチゴでいうランナーのようなもの)を伸ばし、水平方向へ広がるように成長する
・上唇(上側の花弁)の切れ込みが深い など
▲ムラサキサギゴケの花
◎トキワハゼの特徴
・ムラサキサギゴケに比べて花が小さく、花色はやや薄い紫色をしている
・花期が長く、場所によっては年中花を見かけることもある
・一年草のため、毎年種から発芽し花を咲かせる
・匍匐枝はなく、水平方向へはあまり広がらない
・上唇(上側の花弁)の切れ込みが浅い など
▲トキワハゼの花
【余談】また少しお休みをいただくかもしれません
今週末〜来週半ば頃にかけて、所用により家を離れることになりました。記事ネタだけは溜まっているため、(予め書き上がっていれば)不在中は予約投稿などで対応していそうですが…それでもログイン頻度は下がってしまう見込みです。
決して失踪ではありませんので、引き続きどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m